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最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

×××挫折×××伊藤計劃『ハーモニー』

伊藤計劃の遺作にして、一部で評価の高い作品である。

ただ、私には合わなかった。とにかく面白くない。下手な百合系のラノベ。
50ページほど読んで、時間の無駄と判断。食指が動かず、50ページ読むのも1週間かかった。

とにかく説明不足というか、情報の出し方が下手。単純に文章が読みづらい。随所で挿入されるXML?のタグみたいのも目障り。
リーダビリティがゼロ。ストーリー展開の仕方など、読者のこと考えてるのかな?と。
小説というメディアなので、最後まで読ませる工夫が必要だと思うが……。
とにかく著者が自分の書きたいように書いただけの中二病オナニー小説である。
それでも、熱心なファンが多いというのは、私の読解力・読書力のなさもあるのかもしれない。著者が書きたいように書いたものでも、小説として素晴らしい造形美をなしているのかもしれない。
それは、私にはわからない。以上。

伊藤計劃『虐殺器官』

本作は評価の高い作品である。

ハヤカワ文庫の「新版」を読んだが、筆力は圧巻だ(巻末の解説を読むと、10日で執筆したとか)。
オルタナ(副現実)、生体ナノマシン、筋肉素材などなど、近未来的なテクノロジーのアイデアやガジェットが多数登場。
壮大なテーマを、主人公の内面世界の描写(葛藤)とともに描いている。 このあたりが、評価される点なのだろうが、まるで海外SF小説の翻訳版を読んでいるかのような印象を受けた(ある意味、読みづらい)。

ただ、ストーリーはあまり面白いとはいえない(今ひとつ引き込まれない)。また、謎というか、タイトルにもなっている「虐殺器官」の核心もモヤっとしており説得力はない。著者が才人というのはわかるが、私には合わない作品だな、と思った。

なお、
著者は34歳で亡くなっている。こういった事情も、本作が高い評価をされている理由だと思う。

 

[ドラマ感想] 「世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編」

2019年6月8日放映。
飛び抜けた作品はないが、全体として及第点は突破。

以下、一言感想。

『さかさま少女のためのピアノソナタ』……脚本:皐月彩(原作:北山猛邦)
黒島結菜は、いい眉毛だめ。
「曲名」は、もっと違ったもののほうが良かった気がする。
評価B+

『しらず森』……脚本:守口悠介(原作:乾緑郎)
スモーク(ドライアイス)多すぎ。
評価B-

『永遠のヒーロー』……脚本:ブラジリィ-・アン・山田
実写ドラマでこのオチ(反転のさせ方)はありなのかね?
評価C

『人間の種』……脚本:人間の種(原案:山﨑 亮)
ハートフル系。植物人間という設定は面白い。それにしても、美人だらけ。
評価B+

『大根侍』……脚本:向田邦彦(原作:田丸雅智)
設定は面白いね。ところで、脚本担当の向田邦彦氏は、向田邦子氏となにか関係があるのかな?
向田邦彦
評価C

最近やったゲーム『The Last of Us(ラスト・オブ・アス) Remastered』(PS4)

PS3で発売されたNaughty Dog開発タイトル。非常に評価が高い作品だが、これまでプレイしていなかった。

感想としては悪くはないが、ちょっと過大評価だなと。思った以上に「アンチャーテッド」だったし。
ストーリーを評価する意見も多いようだが、特に引き込まれる要素はほとんどなかった。
そもそも洋ゲーにありがちなイマイチよく分からないストーリーだったし(人物の関係性、敵か味方か……)
また、
『Days Gone』クリア直後のプレイだけに、いろんな点で古さは否めなかった。

今回、難易度は中級でプレイした。難易度が高いともいわれているが、中級では弾薬などのアイテムも豊富でプレイしやすかった。
収集要素やマルチプレイ、高難易度となると、ハードなゲームになるのだろうが。
ちなみに、ちょっと酔うこともあった。

追加エピソード『Left Behind ‐残されたもの‐』もこれからプレイする予定である。
※追記。中級でクリアしたが、ストレスがたまるゲームだった。シナリオは相変わらず説明不足(エリーとライリーの関係の背景説明くらい必要だろ)。

柚木麻子『BUTTER』

「木島佳苗事件」をモチーフにした作品ということで、とても期待して読み始めた。
しかーし、タイトルの付け方や装丁から漂う文学臭に嫌な予感。実際読み始めると、主人公の内省的な描写のオンパレードで、退屈極まりなし。
なんとか読み終えたが、ストーリー的な面白みもなく、苦行であった。

ところで、柚木麻子は本作を執筆するにあたり、実際に木嶋佳苗氏に面会とかしているのかな?と思ってググって見ると、木嶋佳苗ブログがヒット。木嶋佳苗さんが「柚木麻子って誰?」と怒ってらっしゃる記事発見。
面会してなかったのか(W 他人の取材情報を参考に書いた、よくわからん小説ということね。
新潮社発行の本ということで、怒りを抑えられたようだが(そういや、新潮社の編集者と結婚したんだよな)。

最近やったゲーム『Days Gone ( デイズゴーン ) 』(PS4)

ストーリークリア。「世紀末のブーストドリフター」以外のトロフィーは取得。

プレイ序盤は、つまらなくもないけど、面白くない、といった印象だった。
ただ、中盤以降、(ひたすら単調ではあるが)ミッションなどを潰すのが楽しくなって、延々とプレイしてしまった。

とはいえ、やはり2016年のE3で発表されたトレーラーが頂点だったなあ、という感じだ。
予算・人員が削減されたのか、途中で力尽きたのか、アイテムや敵のバリエーションも少なく、全体として大味な印象。
いたずらにアイテムなどは増やすべきではないとは思う。
ただ、大群戦で思ったほどギミック(戦略性)がない一方で、植物や動物の肉など換金以外に意味がないアイテムがあるなど、とにかく残念な印象だ。

ストーリーも分かるようで分かりにくいものだった。プレイヤーは知らないだけで、主人公のディーコンが過去に関係を気づいた人物などが多数登場。プレイヤーは置いてけぼり。ストーリーの肝心な部分が、「コレクション」で説明して終わらせてる部分もある。

また、バグも多い。システムエラーでアプリケーションが落ちたのが2回ほど(うち1回は長いエンディングの途中)。

難易度はちょうどいい具合だと思った(Normalでプレイ)。トロフィーも、コレクト要素が緩いので、そこそこ寄り道しながらプレイした人ならば、クリア時点でかなり獲得できていると思う。

全体として面白いし、いいゲームだとは思うが、高評価されづらい作品だと思う。
(オレゴン州が再現されてるようなので、実際に知ってるかどうかでも評価は変わるね)

NEROの注射器集め、大群撃破をやりつつ、なんとか「世紀末のブースト・ドリフター」を取得したいと思ってる。
(NEROの発掘現場だけど、バイクジャンプしても、戻り方が分からない箇所があるんだよなあ。ファストトラベルとかできないし。
※追記。解決した。帰りもバイクでジャンプするわけね。水の浅いところをバイクに乗ったまま移動して、注射器の島にまで行く)
※追記2。↓こちらの動画を参考にして、「世紀末のブースト・ドリフター」を獲得。トロコンできました!

内藤了『BURN 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』

「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ」の第10作であり完結編。

率直な感想としては、それほど面白くはなかった、といった感じかな。
「著者あとがき」のほうが、面白いくらい。

本作では、特別な事件は発生せず、キャラクターたちの生き様、そしてラスボスとの対峙を中心に描かれる。
ただこのラスボスが、弱すぎる。アクション描写をしたくなかったのか……。

柾木政宗『NO推理、NO探偵?』

第53回メフィスト賞を受賞作。

なんだろ、メフィスト賞って、人(著者)でなく、作品に与えるというスタンスなんですかね。
新人発掘でなくて。本作は、メフィスト賞だけが、唯一の受け皿だった、という感じですな。
ただ、メフィスト賞がこういうタイプの作品ばかりになるのも考えもの。

正直、読むのが非常に苦痛な作品だった。文章というか、ノリについていけない。内容自体もつまらない。
ただ、最終話で、「再解釈」みたいな場面が登場。そこは評価できるかな。とはいえ、たいして面白くないけど。

この著者、これで終わりかなと思ったら、新潮社から書き下ろし作品を出してる模様。ぜひ、作家として活躍してください。

早坂吝『探偵AIのリアル・ディープラーニング』

良作だと思う。
AI(人工知能)の課題(問題)をわかりやすくした上、それをストーリーと謎にうまく絡ませている。うまいわ~。

ラノベっぽい装丁イラストは、賛否分かれるところかと。

望月拓海『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』

第54回メフィスト賞受賞作。

「毎年、ある時期が来るとその1年間の記憶を失う」という主人公の設定は面白い。
しかし、それだけだった。
タイトルにある「彼女の救いかた」に、巧妙が計画が練られているものかと思って期待したのだが、単なる病気&恋愛もの。
確かに、ラストで内容が反転するような事実が明らかになる。ただ、伏線に感動するというほどのものでもない。
この作品でメフィスト賞に応募した方もアレだが、選んだ方はもっとおかしい。アルファポリスとかの、恋愛小説ならわかるが。

最近やったゲーム『BIOHAZARD RE:2 Z Version』(PS4)

バイオは4が神ゲーと思ってる私。3と7は途中でプレイを挫折した経験がある私。

当初、プレイする予定はなかったが、「DAYS GONE」のつなぎとして、購入した。
グラフィックは綺麗だし、演出(カメラアングル)に迫力はある。まあ、それは当たり前なわけだが、そのあたりを重視しただけの(正当)リメイクという感じで、期待していたほどのものはなかった。

難易度は高いと思う。正直難しい。Normalで始めたが途中でAmatureに切り替え、攻略サイトを見ながらプレイした。
結局、このゲームの怖さって、ゾンビよりも、デフォルトで「縛りプレイ」をさせられる緊張感だと思う。
初見プレイでは銃弾や回復薬(とインクリボン)をどう使ったよいかわからないからね。最終的には、だいたい余りまくるけど。

個人的には、難易度設定のあるゲームって好きじゃないし。
レオン編(表)とクリア編(表)をプレイしたが、2つのシナリオが効果的に交錯するわけでもない(ただの、主人公違いのパラレルワールド)というのも、残念だ。

内藤了『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』

「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ」の完結で、新たに始まったシリーズ。
(私は、まだ完結編を読んでないが)

タイトルに、堀北恵平と書いてあるので、今シリーズの主人公は男かと思いきや、女だった。
それがわかった瞬間嫌な予感がしたが、 想像通りキャラクター造形が他の作品とまったく同じだった(サブキャラも)。

感想としては、つまらない、の一言。シリーズを追いかける気がまったく起こらなかった。
「藤堂比奈子シリーズ」は、猟奇犯罪自体の面白みがあった。本作でも、猟奇犯罪が出てくるが、全然凄みもないし、謎も魅力的ではない。
「東京駅」を舞台としてるわりには、その舞台を十分に活かしけれてない。
全体のプロットもおそまつ。そして、魅力のないキャラクターときたら、ページを繰る手も遅くなりがちだ。

やたらと、Amazonレビューの評価は高いようだが、私が星をつけるなら、星1つだね。残念。

名倉編『異セカイ系』

第58回メフィスト賞受賞作。講談社タイガレーベルでの発行。

「ラノベ作者が、自分の作品に入りこんでしまう……」というところから始まるが、複層に重ねられ、メビウスの輪というか、クラインの壺というか、怒涛の超メタ構造になる、トンデモな作品。メフィスト賞らしい作品ともいえる。
また、全編が、関西弁での砕けた語り口調(ネットスラング等あり)になっているので、やや読み手を選ぶ。

きわめて実験的な作品ともいえるので、この著者が一発屋に終わらないことを祈りたい。
(そうでないと、著者でなく、作品で、「メフィスト賞」が評価されたことになるからね)

↓ちなみに、装丁デザインがなかなか良い。

二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』

売れている作品である。文章も読みやすい。
本作では、ある大病院を舞台に、3人の「死病」に罹患した人物を通し、副院長の熱血医師と「死神」と呼ばれるクールな医師の対立を描いている。白血病の放射線治療の様が描かれているが、こういった知識を得ると、延命(治療)に対する意識が揺らぐものがある。

ところで、TOブックスという版元から発行されている。初めて知った出版社なので、何かと思って調べてみたところ、元角川書店の人が作った会社とのことである。たいしたものである。

早坂吝『メーラーデーモンの戦慄』

上木らいちシリーズの一作。
過去作ネタ、著者が登場人物として登場、メタ情報の展開、ネットスラング、そして「解決編」の理詰めの展開。講談社ノベルスらしい作品である。ただ、急展開すぎたり、舞台がコロコロ変わるなど、単純にややわかりづらい。そのせいか、あまり読了感はよくなかった。

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