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最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

最近やったゲーム『BIOHAZARD RE:2 Z Version』(PS4)

バイオは4が神ゲーと思ってる私。3と7は途中でプレイを挫折した経験がある私。

当初、プレイする予定はなかったが、「DAYS GONE」のつなぎとして、購入した。
グラフィックは綺麗だし、演出(カメラアングル)に迫力はある。まあ、それは当たり前なわけだが、そのあたりを重視しただけの(正当)リメイクという感じで、期待していたほどのものはなかった。

難易度は高いと思う。正直難しい。Normalで始めたが途中でAmatureに切り替え、攻略サイトを見ながらプレイした。
結局、このゲームの怖さって、ゾンビよりも、デフォルトで「縛りプレイ」をさせられる緊張感だと思う。
初見プレイでは銃弾や回復薬(とインクリボン)をどう使ったよいかわからないからね。最終的には、だいたい余りまくるけど。

個人的には、難易度設定のあるゲームって好きじゃないし。
レオン編(表)とクリア編(表)をプレイしたが、2つのシナリオが効果的に交錯するわけでもない(ただの、主人公違いのパラレルワールド)というのも、残念だ。

内藤了『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』

「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ」の完結で、新たに始まったシリーズ。
(私は、まだ完結編を読んでないが)

タイトルに、堀北恵平と書いてあるので、今シリーズの主人公は男かと思いきや、女だった。
それがわかった瞬間嫌な予感がしたが、 想像通りキャラクター造形が他の作品とまったく同じだった(サブキャラも)。

感想としては、つまらない、の一言。シリーズを追いかける気がまったく起こらなかった。
「藤堂比奈子シリーズ」は、猟奇犯罪自体の面白みがあった。本作でも、猟奇犯罪が出てくるが、全然凄みもないし、謎も魅力的ではない。
「東京駅」を舞台としてるわりには、その舞台を十分に活かしけれてない。
全体のプロットもおそまつ。そして、魅力のないキャラクターときたら、ページを繰る手も遅くなりがちだ。

やたらと、Amazonレビューの評価は高いようだが、私が星をつけるなら、星1つだね。残念。

名倉編『異セカイ系』

第58回メフィスト賞受賞作。講談社タイガレーベルでの発行。

「ラノベ作者が、自分の作品に入りこんでしまう……」というところから始まるが、複層に重ねられ、メビウスの輪というか、クラインの壺というか、怒涛の超メタ構造になる、トンデモな作品。メフィスト賞らしい作品ともいえる。
また、全編が、関西弁での砕けた語り口調(ネットスラング等あり)になっているので、やや読み手を選ぶ。

きわめて実験的な作品ともいえるので、この著者が一発屋に終わらないことを祈りたい。
(そうでないと、著者でなく、作品で、「メフィスト賞」が評価されたことになるからね)

↓ちなみに、装丁デザインがなかなか良い。

二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』

売れている作品である。文章も読みやすい。
本作では、ある大病院を舞台に、3人の「死病」に罹患した人物を通し、副院長の熱血医師と「死神」と呼ばれるクールな医師の対立を描いている。白血病の放射線治療の様が描かれているが、こういった知識を得ると、延命(治療)に対する意識が揺らぐものがある。

ところで、TOブックスという版元から発行されている。初めて知った出版社なので、何かと思って調べてみたところ、元角川書店の人が作った会社とのことである。たいしたものである。

早坂吝『メーラーデーモンの戦慄』

上木らいちシリーズの一作。
過去作ネタ、著者が登場人物として登場、メタ情報の展開、ネットスラング、そして「解決編」の理詰めの展開。講談社ノベルスらしい作品である。ただ、急展開すぎたり、舞台がコロコロ変わるなど、単純にややわかりづらい。そのせいか、あまり読了感はよくなかった。

黒澤 いづみ『人間に向いてない』

第57回メフィスト賞受賞作。

なんとも魅惑的なタイトルである。装丁デザインも良い。
人(ひきこもり)が異形となってしまう「異形性変異症候群」という謎の病気が蔓延しているという設定も面白い。文章も読みやすい。

というわけだが、感想としては、つまらない、の一言。
最後の最後まで、子育ての話(&引きこもり家族の内省の繰り返し)だけだった。
メフィスト作品に期待するものは、これじゃないよね。

 

[ドラマ感想] 「フジテレビ開局60周年特別企画 砂の器」

3月28日、フジテレビ系で放送。
予想外に、原作が大幅にアレンジされていた。
変更点は多数あるが、大きなところは以下の3つか。
まず、現代劇である点、主要キャラである評論家・関川をカットしていること、そして動機ともいうべき「過去の秘密」の核心である。
関川はミスリードのために仕込まれたキャラでもある。本作では序盤で、真犯人の正体を明かす手法をとった。

個人的には、超音波を使ったアレがカットされたのは残念だった。
また、今西刑事の東山がまったく魅力がなかったのも残念。

土屋太鳳演ずるバーテンダーが、代官山のマンション住まい(ペット可)というのは気になった。家賃15万くらいすると思うが。

中山七里『ハーメルンの誘拐魔』

中山七里さんの作品としては、微妙なところ。
一定水準に達している作品だと思うけど、ネタがバレバレだしね。

深木章子『消人屋敷の殺人』

人間が消失するという謎の屋敷やら、「嵐の山荘」が登場するなど、いかにも「新本格」っぽい作品である。

これまで深木章子さんの作品をいくつか読んできたため、「ああ、またこのパターンか」と、ネタについて大方の予測ができ、部分的に読み返しながら読み進めた(「違和感」を感じはじめたからね)。しかし、私は完全にネタを見抜けなかった。構成の仕方というか目次の立て方がねえ~。これは、ちょっとどうかと……(アンフェアとはいわないが)。

中山七里『悪徳の輪舞曲』

「御子柴礼司シリーズ」の第4作。

このシリーズ、御子柴礼司というキャラ自体が魅力的だし、大きな仕掛けあったり、絶体絶命の状況からの逆転劇みたいなのも面白い。

ただ、そろそろ打ち止めにしても良いじゃないかな、と思う。

柚月裕子『凶犬の眼』

『孤狼の血』の続編。

『孤狼の血』は、骨太な内容の傑作であったが、本作はイマイチだった。駄目な続編の典型例ですな。

暴力団の抗争が複数登場し、複雑化する。それが、何かの伏線かと思いきや、終盤に数行で結論を述べて終わりというお粗末さ。残念だ。

深木章子『敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿』

ある事件の真相を巡って、複数の人物の告発文や証言などで全体を構成。
法解釈に関するくだりなどは、元弁護士ならではの、鋭さを感じられた。

ただ、序盤から、深木さんの他の作品に似た印象があり、「もしかして…」と思いながら読み進めたところ、想像通りのオチがあった。
また、本作で描かれる事件は、とてもシンプルなものである。事件関係者の過去を掘り下げるなどして、枚数を稼いでいるが、同じようなことの繰り返して食傷気味となった。
本作は、短編で勝負するような内容に感じた。

浦賀和宏『カインの子どもたち』

幻冬舎から発行された作品に登場する泉堂莉菜、桑原銀次郎らが登場。
本作だけを読んでも楽しめるが、関連作を読んでいるかどうかで、読後感は大きく異なるだろう。終盤、本作の位置づけみたいのもはっきりするし……。

というわけだが、実業之日本社から出版されたことが、すっきりしない(W
世界観や、刑事・探偵などは、(版元が)横断的であっても良いと思うけど、泉堂莉菜はあまりにもいわく付きすぎる人物だし(W

※P150の最後の2行目は、莉菜のセリフだと思われる。「もし、莉菜のお祖父ちゃんが……」とあるが、これは「もし、アキ(orあなた)のお祖父ちゃんが……」の間違い?

柚月裕子『ウツボカズラの甘い息』

文庫版で読んだのだが、ひどいと思ったのがカバーに書かれた梗概(あらすじ)。
物語の約8割(約450ページ中360ページ)まで進んで明らかになるような情報が書かれている。その後(の2割で)物語は大きく転換していくものの、はっきり言ってネタバレのレベル。編集者のせいだと思うけど、ふざけんな、という感じですな。解説文が、松井玲奈だったのも呆れた。

松本清張『砂の器』(再読)

十数年ぶりに再読(ほとんど内容を忘れていた)。改めて読むと、偶然が多すぎるのが気になった(さすがに出来過ぎというか、不自然すぎる)。

読了後に知ったが、2019年3月28日に、フジテレビ開局50周年ドラマとして本作が放映される。古典的作品とはいえ、キャスティング(のあり方・見せ方)で真犯人ネタバレしてるのは、いかがなものかと。

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