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絶対読んで損なし
山崎豊子『沈まぬ太陽』

とにかく山崎豊子は凄い、と思う。

元新聞社社員だけに、徹底した取材主義をとった作法によってつむぎだされる物語はどれも圧巻である。

作品は多数あるが、基本的に社会派系の作品を得意とする。

山崎豊子の作品で最も有名なものは、やはり『白い巨塔』だろう。
『白い巨塔』も偉大過ぎる作品であるが、このブログでは『沈まぬ太陽』を紹介する。

文庫で全5巻からなる『沈まぬ太陽』は、日本航空をモデルとした航空会社の物語だ。腐敗した会社・政界の実情と「あの大事故」が徹底的に描かれている。

1巻・2巻では、労使間の紛争が中心だ。組合活動に対して、嫌がらせ人事としてアフリカの各国への転任を命じられた主人公恩地の物語である。
そして、3巻の御巣鷹山篇では、あの123便の事故が起こる(10代や20代前半の人にはわからないかな)。事故の凄惨さ、被害者の人生について、遺族に苦しみ、そして遺族係となった恩地たち航空会社社員たちの描写に、私はかなりショックを受けた。
そして4巻・5巻は、航空会社の腐敗が政界にまで絡んでいるさまを描いている。

圧倒的な取材力による精細な描写。そしてそれを長編の小説としてまとめているその筆力には圧巻である。

とにかく『白い巨塔』と並ぶ傑作といえよう。必読である。

※私はこの小説を読んだあと、「日本航空の123便事故」の悲惨さについて、改めて考えさせられることとなった。
昨年、事故から20年ということで、ドラマや特集番組などが放送されていたが、その番組で墜落現場にいた方が、「今でも、土を掘り返すと、ご遺骨や飛行機の部品が出てくるんですよ」と言ってたよ。元ライブドアのホリエモンが拘置所で本書を読み、御巣鷹山に登ったというニュースも記憶に新しいね。

※123便のボイスレコーダーを使用した、同機が事故を起こすまでの軌跡を描いたFLASHムービーがある。なんとなく不謹慎な感もあるので、アドレスなどは紹介しないが、あれも辛いです。

※あとこの作品、映画化されるらしいですね。2008年夏公開だってさ。

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※なお、被害者の遺体検死を行った人物が書いたという『墜落遺体』という作品がある。「ジュースの差し入れひとつ」にも、いろいろあるんだなあと。いろいろ考え方が変わるので、一読してほしい。

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日航ジャンボ墜落につきまして
中性子爆弾を受けて垂直落下したものです。

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