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貫井徳郎『夜想』

やっぱ貫井さんの本はいいわ~。

素敵だけど、どこかもの悲しい書名と装丁のイメージから、切ない系のミステリーなのかな?と思って読み始めた。
(私は、極力事前情報を得ないようにして本を読む主義)
しかし、読み始めてみると、新興宗教をテーマとした物語だった。

新興宗教をテーマとしたものといえば、貫井徳郎のデビュー作である『慟哭』や、篠田節子『ゴサインタン』などがあるが、それらとはまた違った雰囲気を持った作品だった。著者サイトで、著者自身が書いているように、終盤になるまで何も起こらない。だけど、十分楽しめる。

読了後、なんともいえない余韻が残る。そして、自分が、主人公と同じ「夜想」であることに自己嫌悪に陥る(W

ところで、P246に主人公が文章を書くのに悩むシーンがある。そこに、「センテンスはなるべく短く、係り受けをはっきりと、そして前後のリズムを重視して書けば、読みやすい文章になる。そうとわかってからは、なるべく無駄な装飾を削るように心がけた」とある。
私的に、貫井さんの本はとても肌に合うと感じている。これはテーマや内容だけでなく、全体に文章の読みやすさを意識して執筆されていることも一つの理由なんだと思う。

なお、本作には、中年主婦を主人公としたサブプロットがある。私には、その主婦のイメージが騒音おばさんと被ってしまった。(※ネタバレ反転 嘉子は単にイカレてるというだけでもよいと思った。別につじつまあわせはいらないと思った

※P25の8行目に「熱  く」と、不自然なアキがあるね。印刷直前に「熱つく」となっているのに気づいて、慌てて消したのかな?

夜想
夜想 貫井 徳郎

おすすめ平均
stars読みやすい作品でした。
stars救う人 救われる人
stars考えさせられました。

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慟哭
慟哭 貫井 徳郎

おすすめ平均
stars同時進行の物語の融合点
stars文章の上手さ
stars現代的な屈折
starsちょっと粗削りじゃないか?
stars一言で言えば、大変良くできた作品

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ゴサインタン―神の座
ゴサインタン―神の座 篠田 節子

おすすめ平均
stars「愛」によりて
stars揺す振られる人生観
stars会いたければ会いにいけばいい
starsいったい…

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» (書評)夜想 [たこの感想文]
著者:貫井徳郎 夜想価格:¥ 1,750(税込)発売日:2007-05 不慮の事 [続きを読む]

» 「夜想」 [ば○こう○ちの納得いかないコーナー]
**************************** 32歳のカー・ディーラー、雪籐直義は交通事故で愛する妻子を一瞬にして失ってしまった。それ迄は有能なカー・ディーラーだった彼も事故後は仕事に身が入らず、同僚との間に無用な軋轢を生み出して行く。生きる意味を見出せず、無為に日々を過ごす彼は或る日、駅前で一人の女子大生・天美遙と出遭う。忠義の落とした定期入れを遥が拾ってくれた際、何故か彼女は唐突に涙を浮かべたのだった。彼女は物に触れる事でその持ち主の思いを読み取る超能力を持っており、一瞬にして忠義の... [続きを読む]

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