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海堂尊『ナイチンゲールの沈黙』

これはひどい!壁投げ本、クソ本である。読むと時間(人生)を損する本!

土日を無駄にしちゃったよ! 

(いきなりボロクソ書いた。ファンには申し訳ない)

本作は、『チーム・バチスタの栄光』に続く、「白鳥シリーズ」の第二作にあたる。しかし、主要登場人物とキャラは同じというだけで、まったく別種の小説という風に感じた。
『螺鈿迷宮』の場合は、番外編的な位置づけなので納得がいくが、本編がこんなことになっているとは思わなかった。

とにかく、何がやりたいのかわからない。いろんな要素を詰め込みすぎて、見事に失敗したという感じである。

メインとなる事件捜査以外に描かれた<小夜関連のドラマ>、<子供たちの悲しい運命>などはまあよいだろう。だけど、「歌声」に関する一連のエピソードが意味不明。これが、この作品をモヤっとさせてしまった「レティノブラストーマ」に感じた。

また、Amazonのレビューなどでは、キャラがどれも魅力的とか書いている人がいるが、私にはそうは感じれらなかった。
まず、登場人物があまりにも多すぎる。リアリティを追求した結果かもしれないが、人物の出し過ぎは読者に混乱と希薄な印象を与えるだけだ。結局ただの「駒」になっている。一部のキャラが漫画的にすら感じるのは、「駒」を無理矢理デフィルメさせて見せているせいだと思う。
全般を通じて、正直、「白鳥」や「田口」である必要性が感じれらなかった。加納という新キャラも勿体なく感じた。

さらに、ミステリーとしても?な部分が多い。ネタバレとなるし、面倒なので、いちいち書かないけど。
※ネタバレにならない部分でも、?な箇所がある。あの時期に、クリスマスコンサートを開くという無神経さに納得できない。あと、『螺鈿迷宮』でもそうだったが、<「エーアイ」の導入により引き起こされる事態>というものが、どれだけ大変なことなのかがイマイチ想像できない。

確かに、作家として筆力は凄いと思う。表現力などは、1作目と比べものにならない。ただそれは、抽象的表現、詩的表現が増えただけのことかもしれない。全体としてわかりづらさ・読みづらさを感じてしまった。最後の方は、読むこと自体が非常に苦痛であった。

とにかく、何がやりたいのかよくわからんのですよ。

このシリーズは、「京極堂シリーズ」的なものを目指しているのかな?とも思う。「京極堂シリーズ」は、主要人物のキャラの立たせ具合は最強。かつ、その作品独自のキャラを毎回掘り下げて描いている。その両者のバランスが、全体としてみたとき調和がとれてるんよね。謎やトリック自体も面白く、テーマ性と見事に融合している。
しかし、この作品にはそれが感じられない。
もう少し寝かせて、十分に推敲してから発表してほしかった。

多くの読者は『チーム・バチスタの栄光』のような作品を期待しているんだと思うけどね。
さて、『ジェネラル・ルージュの凱旋 』をどうするか……

ナイチンゲールの沈黙
ナイチンゲールの沈黙 海堂 尊

おすすめ平均
stars形式美のない京極○シリーズ?
starsちょうどいい白鳥加減
stars無惨・・・。
starsなんと言えばいいのか
stars悲しい話でした

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