無料ブログはココログ

更新

  • 更新
    with Ajax Amazon

最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

ブログランキングへ

  • にほんブログ村 本ブログへ

    ※このブログはリンクフリーです。
    ※目的の記事が表示されない場合は、カテゴリ(下の方)の著者別リンクを使うといいかも。

最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

« 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』 | トップページ | いよいよ新型PSPが発売なわけですが…… »

橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』

この本の主張するところは、とても面白いと思った。
<生命の意志の力により、未来を作り過去を作る><逆行する時間は、ビデオの巻き戻し映像のようなものではなく、写真のネガのようなもの。魑魅魍魎の世界なのだ>という部分は胸ときめくものがある(思いっきりネタ割ってますが)。
この本の主張は、科学的解釈なのか、哲学的解釈なのか、それともSF的解釈なのか、そのあたり判然としないのだけど。
ただ、冒頭で「現代物理学をふまえたうえでの、斬新な哲学的時間論……を期待する。……だから今こそ時間論(正確には時空論)なのである」とある。そう考えると、これは「科学的であり哲学的でありSF的なもの」と捉えてよいんだと私は思う。

読んでいて、SF小説『時間衝突』を思い起こす部分もあり、私的には満足であった。過去の哲学者の時間論を引き合いに出すのは、どうかと思うが(単なる後付、衒学的趣味に過ぎない気がする)

相対性理論、量子論、そして時間とは何か?をちょっとかじってみたいという人にはおすすめかも。

ただ、本論とは関係ない部分で、解説を一部端折っている気がする。
一生懸命平易に解説しようとしてくれているだけどね。
たとえば、
・P32で、なんでいきなり「光の境界線」というものを持ち出してくるのか?
・P39のYの座標の移動方法がわからない。
・P63「ヤングの干渉実験」で、<光子がスクリーンに干渉縞を作り出す位置>が、なんでLの座標(X軸)と違うのか?
(→これについてはネットで調べて理解できた。明らかに説明不足である。図を挿入すべきである。高校物理の教科書レベルなので省略したのかも)
なんて疑問が多数。
著者からすれば説明不要として省略したのだろう。
この程度のことがわからないなんて、死にたくなるわ(W

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)
時間はどこで生まれるのか (集英社新書) 橋元 淳一郎

おすすめ平均
stars知的興奮がよみがえり・・
starsもう少し論を熟成させる必要がある
stars知的好奇心を刺激される、よい本だった。文系でもついていけるし楽しめる。
stars斬新な時間論
starsもう少し易しく書けなかったか

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

« 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』 | トップページ | いよいよ新型PSPが発売なわけですが…… »

■集英社新書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』:

« 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』 | トップページ | いよいよ新型PSPが発売なわけですが…… »

カテゴリー