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森博嗣『幻惑の死と使途 Illusion Acts Like Magic』

S&M シリーズ第6作目。ミスディレクションな作品。
霊柩車の運転手って、普通葬儀社の人間じゃねーの?と思うが、まあいいや。
(ごめん、さりげなくネタバレしてるわ)

ところで、本書(文庫版)の351ページに、以下のようにある。
※個人運営のWebサイトを見た登場人物の会話
「……一般の人がみんな評論家になっていきみたいで、どの情報を信頼したらいいのかわからなくなりますよね……」
「……情報が多すぎて、結局は役に立たなくなっちゃうんじゃないかしら……」
「……だんだん、自分の日記とか、独り言みたいなことまで全部公開されて、つまり、みんなおしゃべり状態で、聴き手がいなくなっちゃうんだよね。価値のある情報より、おしゃべりさんの情報の方が、優先されるんだから。……」

この作品は1997年に刊行された。今から約10年近く前だ。昨今のブログ文化の現状を見事に言い当てている。たいしたものだ。

どうでもいいけど、484ページに「ちんびくさい」という、変な?方言が出てきます。

幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫) 森 博嗣

おすすめ平均
starsトリックはシンプル。でも犯人は意外
starsもう一度読みたいという気が起こらない
stars森博嗣マイベスト
starsトリックが
stars推理小説と奇術の近似性

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