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新堂冬樹『摂氏零度の少女』

2005年に静岡県であった女子高生母親毒殺未遂事件(タリウムたん)をモチーフにした小説。

スラスラと読める。それなりに面白く読める。
83ページの「義母は、昔から祥子と違ってかなりの心配性だった。少しでも胃が痛いと胃癌の可能性を疑い、頭痛がすると脳腫瘍の可能性を疑い、咳が出ると肺結核の可能性を疑い、病院に駆け込む、といった具合に……」といった文章は、いかにも新堂小説という感じで面白い。

が、終盤にいくにつれ意味不明になる。正直、わけがわからない。
(初恋の少年が出てくるところまでは、そこそこいいんだけどね)

作品全体の出来はかなりひどいといえるだろう。こんなのだったら、刊行しないほうが、よいとすら思う。残念な作品であった。

ところで、冒頭にある「11月30日」のブログ記事って、いつ書いたの?
実際は、存在しないシーンということでOK?

摂氏零度の少女
摂氏零度の少女 新堂 冬樹

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