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阿刀田高『霧のレクイエム』

交換殺人もの。ロマンテックな雰囲気と旅情が豊か。なかなか良かった。

たとえば、
『……好きな人を待つ心理にはいつもこんな作用があるものだ。たとえば渋谷のハチ公前の待ち合せ。約束の時間を六、七分すぎるころまでは、なんともない。むしろ胸を弾ませて待っている。十五分をすぎるころから、だんだん不愉快になる。苛立ち始める。三十分も待つと、もう本当に怒りたくなる。だが、そこを過ぎると、
ーーとにかく早く来てーー
哀願するような気持ちが生まれる。そんなときに、ちょうど相手が小走りにやってきたりして……。怒るのを忘れて胸を撫でおろしてしまう。
』(文庫版P180より)
なんて箇所は良かった。ちょっとした心理描写だけど。

難をいうなら、交換殺人の協力者が殺人を犯し「次はお前の番だよ」と言い迫ってきた場面、主人公が殺人を決意するにはもっと葛藤とかいろいろあると思うだが、そのあたりの描写がやや弱く感じた点かな。まあ、こういうのは難しいんだけどね。葛藤長くてなかなか殺人を犯さないと、読者はイライラするからなあ。

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