ジェイムズ・P・ホーガン『揺籃の星』
傑作というほどではなかった。
とはいえ、さすがホーガンと思う。
人気海外ドラマばりのプロット(怒涛の展開あり)に、地球のルーツや恐竜絶滅の謎を盛り込んでいる。
途中で知ったのだが、本作のネタはヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』によるらしい。
私は『衝突する宇宙』自体全然知らなかったんけどね。
これを、ホーガン流に応用。それっぽい科学的な説明を付け加え、小説作品として完成させている。
すごいわ。
ただ、海外のハードSF作品の翻訳ならではの読みづらさがある。
理科系知識不足、海外作品(翻訳)独特の言い回しに慣れることのできない私のようなバカはなかなか理解しづらい。
※説明がアレな箇所も多々ある。
また、登場人物が多過ぎ。
カタカナ言葉の地名、組織、乗り物なども多数登場。
はっきりいってわけわからん。
映像作品ならいいけど、小説だとちょっと辛い。頭の整理がつかない(整理するのが面倒になる)。
また、後半(特に第3部)はいきなりの急展開で、なんだか別の小説みたいな内容だし。
ちょっとダルくなってきて、適当に読み流しちゃった。
続きは気になるけど、読むのはちょっと辛いなあ。
ところで、東京創元社さんさあ、
「揺籃の星」ってタイトルよくわからんでしょうが。原題「Cradle of Saturn」の直訳を避けたのいいが、伝わりづらすぎ。
あと、表4の作品解説でネタバレするなよ。上巻のラストで明らかにされることを書くというのはいかがものか?
それから、私的に、金子隆一の解説ちょっとうざいわ。
※解説は、以下に全文掲載されている。
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0407_06.html
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