柳広司『饗宴 ソクラテス最後の事件』
本年のミステリーの各ランキングで、『ダブル・ジョーカー』が上位に入った柳広司の3作目。
非常に力作である。力のある作家だというのがよくわかる。
本作執筆にあたり、資料を徹底的に読みこなし、勉強したというのが伝わってくる。
幻想的で魅惑的な多数の謎を提示、それらをきちんと解明するあたりは見事。
本作は、発掘されたパピルスに記述されたいたクリトンの手記という体裁をとっている。
そのクリトンの記述に大して、脚注でクリトンの勘違いなどを指摘するなど、芸が細かい。
ただ、それほど面白い作品ではなかった。どちらかと言えば、つまらない方に入る。
ちなみに、読了までかなり時間がかかった。FF13をプレイしてというのが最大の理由。
あと、海外の古典の翻訳風という文になり読書スピードがあがりにくい上、いまひとつ物語が面白くなかったせいもある。
※決して読みづらい文章でないし、文章自体もうまい。
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どの事件もよく考えられていると思うが、ちょっと物足りなかった



心が晴れない。







