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山口芳宏『妖精島の殺人』

山口さん!講談社から仕事の依頼が来て良かったっすね!
※上下巻あわせて1,869円。仮に、印税が刷り部数10%で、各1万刷ったとしても、印税は186万円程度。実際はもっと少なかろう。厳しいのお。
※東京創元社って新人が育たない版元だよね。桜庭一樹とか米澤穂信など、東京創元社で本を出したことで、成功した人もいるけどさ。

**********

本作は、『雲上都市の大冒険』『豪華客船エリス号の大冒険』に登場する真野原の孫が探偵役という設定。現代版は、講談社でという考えなのだろう。
※本文中、「前の事件」などといった表現が多数登場。本作が、現代版1作目なので、前の事件なんて著者の脳内にしかないわけだが(著者の中でも、具体的な形とはなってないだろう)。このあたり、山口氏らしいと思った。

全体として無難にまとまっている。
幻想的な謎の提示、次から次へと起こる殺人、二転三転する結末と、本格ミステリの定石に則っている。
(島田荘司先生なんかに、認められるといいね)
本作のメインとなる物理トリックは、ミステリーを読み慣れた人にとってはそれほどの驚きはない。しかし、「墜落死体」に関する意味付けは、なるほどと舌を巻いた。

気になったのは、以下の点だ。
(島の探索シーンなど)展開がスピーディーで、読者を退屈させないようにしているのは良い。しかし、これは荒削りともいえる。ここはもっとじっくり描いてもいいんじゃないの?と思えるところも多かった。
逆に、序盤などは丁寧に描きすぎ(無駄に長い)ではないかと感じた。

ちなみに本作は、いわゆる「童貞小説」っぽい空気感が全体に漂っている。というか、山口さんの写真を見ていると、なんか素人童貞っぽくて……(失礼)。

どうやら本作の続刊を含め3冊ほど動いているようだ。楽しみに待つことにしよう。
※3冊書いて、なんとかリーマンの平均年収くらいでしょ。って金のことばかり書いちゃってますけど。

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オビの「はやみねかおる」って誰よ?という感じでした。児童文学(ミステリ系)の作家さんなのね。

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