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小島正樹『武家屋敷の殺人』

なかなかよく出来た本格ミステリーだった。
大量に提示された謎・不可能犯罪自体が、なかなか魅力的である。そして、それを丁寧な推理で解き明かす手順は見事なものだった。3つの時代を舞台にそれぞれ事件を描き、それらをうまくリンクさせているのもよい。終盤も二転三転するなど工夫されており、とにかくレベルの高い作品といえるだろう。

ただ、難点もある。やや描写が甘いと感じられたり、説明がわかりにくい箇所があった(氷室のトリックの説明がわかりづらい、というかわからない)。あと、時代考証どうなの?という部分もあった。
やや長めのため、ちょっとダレるというのも、難点かな。

上記難点とは別にちょっと鼻についたのは、キャラの造形だ。
探偵役の邦彦がため口を使う点(過去に何かあるらしいが)、主人公ともいうべき弁護士川路(20代)が「わし……っす」と話す点が気になった。
こういうキャラだとしても、多くの読者はやや不快に感じるはずだ。

多少難点もあるが、上質なミステリには間違いない。今後、小島正樹を追いかけてみようと思う。

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懇談社ノベルズには珍しい上品な感じの装丁デザインだ。文字要素が明朝のみというのも珍しい。

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