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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

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折原一『誘拐者』

非常に複雑で、練りに練って作られた作品だ。
相当な時間と労力をかけ、構成、執筆が行われたのだろう。

最後の最後に、時系列での説明があるので、全体の事件の概要は理解できる。
ただ、偶然の介入が多いのが気になる。説明不足な部分もあるし。
読者からすると、ご都合主義と感じられることもある(「手記」の存在自体が)。いろんな意味で、ちょっとやり過ぎ、と思う。
本作も、叙述トリック系の作品であるが、それほどの驚くはなかった。

以下に、疑問などをネタバレ込みで記述する(私の見落とし、読解力不足もあるかも知れない)。
●佐久間玉枝は、いかようにして、自分の娘が誘拐されたこと、そしてその犯人の正体を知ったのか?
●なぜ、佐久間玉枝は、松野夫婦を殺害したのか?(堀江を尾行するに至った経緯は?)
●月村が手記を書いた目的と意図は?
●月村の手記には、なぜ堀江チエについての直裁的な表現がされていないのか?
●いつ、堀江はチエのことに気づいたのか? なぜそのことを手記に書かないのか?
●なぜ、堀江チエは、葉子を殺害しなかったのか?
●手記の一つ『ある殺人者の……』って、なぜ直接名前を書かないのか?
●赤ん坊(あすか)の死体でないなら、何を壁に投げつけたのか?

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Amazonのレビューには、グロいグロいと書いてあるが、たいしてグロくはない。ただ、犯人がサイコな感じで、リアリティがないというのは正しい。

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