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折原一『追悼者』

他の「~者」と同様に、探偵役というか主たる語り手がルポライターで、前半部分は、ある人物の過去に関する取材、ルポで構成されている。
要するに「記録」ということだ。一応こういうスタイルをとることに意味付けはされているけど、やや退屈であることは否定できない。

そして、後半から終盤にかけての展開も、「~者」通りである。
読んでいて地に足がつかなくなり、読者は不安になる。
ただ、本作にはあまりいい印象は持てなかった。
本作では、「丸の内OL」「あんた」「私」「女」などの言葉の使い方が、作者の企みを露骨に示しているようで、鼻につく。
また、ミスリードも違和感ありあり。ミスリードのために描かれた高島百合子の行動がエキセントリックすぎる。それに、「ペンネームを使っている25歳で女性ライター」というものが、そんなにいっぱいいるものか、と。
やや壁投げしたい気分。
さすがにこのシリーズはもういいかな、という気がしてきた。

以下、ネタバレありで疑問など。

●プロローグ「1」の語り手は誰?
●木下有紀子への取材は、笹森が初めてであるから、城戸義和は「偽の送る会の通知」のことは知らないはず。
であるならば、彼がいう「生きてるものが死んでいて、死んでるものが生きている」というのは、誰のことを指しているのか?
●大河内家の人々のウソも違和感ありあり。
●ラストシーンの時系列がわからない。桜田死んでるっぽいのが…。

追悼者 追悼者
折原 一

文藝春秋  2010-11
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