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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

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丸山天寿『琅邪の鬼』

第44回メフィスト賞受賞作。
私は、基本的に「時代モノ」が苦手である。人名が難しいし、漢字が多い。また、時代背景などの理解が大変といったことから、苦手意識(読みづらそうという意識)が先行してしまう。
本作は、中国の歴史物だ。だから、より一層の苦手意識を持って読み始めた。
しかし、実際に読み始めると、苦手意識は杞憂であった。
とはいえ、やたらと登場人物が多く、その(中国人の)ヘンテコな人名にはやや難儀した。
本作では多数の謎が提示されるが、最終的にすべての謎がきちんと解明される。読ませる力もある。一定水準は達成した作品だと思う。
しかし、(謎の枠組みと)答えが大雑把な印象があったり、探偵が優秀すぎるのが気になった。また、これは大きな問題だが、ストーリー自体があまり面白くない。次から次に事件が起こり、謎が提示されるのは凄い。しかし、全体に流れるプロットに密度感がないというか、芯がないとでもいうか。そこが残念だった。
ところで、著者の丸山天寿は60歳近いお歳である。この年代の人を講談社が選んだことは注目に値する。作品自体も年齢を感じさせない内容だった。今後に期待したい。

琅邪の鬼 (講談社ノベルス) 琅邪の鬼 (講談社ノベルス)
丸山 天寿

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