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最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

(2011年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照)

広瀬隆『東京に原発を』

凄い本だった。

1986年8月に刊行された本(チェルノブイリ原子力発電所事故が1986年4月)。
「当時は」というか、3月12日の福島第一原子力発電所の水素爆発以前までは、多くの人にとって本書は「トンデモ&原発反対運動&左翼運動」の書としか思えないだろう。
しかし、今では本書の捉え方は正反対のものに感じるはずだ。

この半年間で経験してきたことの多くが、本書に見事なまでに予言されている。
そしてこれから起こる悪夢も予言されている。

残念ながら原発事故への警鐘という本書は、本来の目的を果たせなかったが、一読する価値は十分にあるだろう。

ただ、いろんな事故の話や専門用語が多数、説明もなく登場させているのは、本としての欠陥だと思う。確率の計算もおかしいし。
(専門用語は、今の日本人なら誰もが知っていることばかり)。

東京に原発を! (集英社文庫) 東京に原発を! (集英社文庫)
広瀬 隆

集英社  1986-08-20
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増田美智子『福田君を殺して何になる 光市母子殺害事件の陥穽』

この著者、まだ30歳くらいだけど、大学出てからの転職回数がちょっと多いね。典型的な「ダメ」じゃないですか(W
だから、この事件のルポで、社会派ルポライターとして世に出よう!なんて目論見があったことは間違いないでしょう(W

単に死刑反対だとか、賛成だとかの立場ではなく、独自のスタンスをとっている点は評価できる。最後の本村さんの発言にはグッと来た。

福田君を殺して何になる 福田君を殺して何になる
増田 美智子

インシデンツ  2009-10-01
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水野敬也『夢をかなえるゾウ』

ご存知の通り、大ベストセラーとなった作品。
確かに、この本はよく出来ている。
既存の自己啓発書やビジネス書のエッセンスをいい具合に抽出し、小説という形で綺麗に落とし込んでいる。
作品自体の面白さも大きな評価に値するが、飛鳥新社の編集もいい仕事をしている(この企画自体を通したこと。下手うまなイラストを使ったことなど)。本当に素晴らしいと思う。教訓的なことには賛否はあるだろうがね。
あえて苦言をいうならば、ガネーシャの「(つまらないという設定の)ギャグ」が本当につまらない点。せめて、一部の人には受けるようなギャグにしてもらいたかった。

ちなみに、巻末の参考文献リストで、『「ビジネスを変えた7人の知恵者」(日系ビジネス)』って書いてあるけど、「日経」でなくて「日系」なの?

夢をかなえるゾウ 文庫版 夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也

飛鳥新社  2011-05-20
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ドラマ化されたとのことだが、きっとひどいドラマだったんだろね(W

エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か』

ビジネス書の世界的ベストセラー。
普通に小説としてそこそこ面白いのが凄い。日本語版の翻訳もうまい。

ただ、わかるようで、わからない。
わかり易くするためシンプルにモデル化した説明がされているが、現実感が伴わずかえってわかりづらい(ピンとこない)。
それって常識では?と思えることもあり、なんだかななあ~と。
※ハイキングでのサイコロを使ったゲームの下りはさっぱりわからない。

あと、長すぎる。8章の「新たな尺度」は無い方が良かったのでは?
わからないというか、読む気が失せてきて、頭に入ってこなかった。

小説という面では、工場のスタッフが多すぎて、誰が誰でどういう役割なのかが頭に定着しないのが難点。ある程度人数必要なのはわかるが、キャラクター性がほとんど描かれてないのが辛いところ。単なる駒だ。家庭のいざこざのシーンも微妙なところ。

平易に書かれている良書だと思いたいのだが、どれだけの人が正確に理解できるんだろう?
とりあえず、私は、まったく理解できなかった(W

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
エリヤフ・ゴールドラット 三本木 亮

ダイヤモンド社  2001-05-18
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キャサリン・ブラックリッジ『ヴァギナ 女性器の文化史』

(全部読んだわけではないが)
この手の本としては結構いいと思う。
民俗学、解剖学、言語学など多方面からアプローチが一冊にまとまっているというのも良い。
翻訳も読みやすい。
日本版では図版を多数収録したとのことだが、もっといれて欲しかった。貞操帯とかさ。ちなみに、外性器のモロ写真あり。

↓カバーデザインが凄すぎで、買いづらいと思われ。

ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫) ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫)
キャサリン・ブラックリッジ 藤田 真利子

河出書房新社  2011-02-04
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海老原嗣生『2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本』

就活本としては、結構いい本だと思う。
商社や広告代理店などの、入社後10年間のリアルな姿が書かれているのが良かった。まあ、一例に過ぎないと思うけど。

それにしても、なんで装丁デザインがカモフラなんだろう。

2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ! 2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ!
海老原 嗣生

プレジデント社  2011-01-21
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