無料ブログはココログ

更新

  • 更新
    with Ajax Amazon

最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

ブログランキングへ

  • にほんブログ村 本ブログへ

    ※このブログはリンクフリーです。
    ※目的の記事が表示されない場合は、カテゴリ(下の方)の著者別リンクを使うといいかも。

最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

(2015年読了)ミステリー

雫井脩介『検察側の罪人』

女子中学生に対する暴行・殺人を犯しながらも、逮捕されず控訴時効を迎えた人物が、ある事件の参考人に挙がった。主人公の一人である検察官は、<正義>のため、真犯人は別にいることを確信しながらも、証拠の捏造などの不正を働き、その人物を逮捕に追いやる……。といったもの。
リーダビリティが高く、一気読み必至。本作の中心となる事件(老夫婦強盗殺人)は、派手なものではないが、捜査内容をふくめて膨大な内容に膨らませているのが凄い。
本作で惜しいと感じるのは、本作のキーとなる要素(主人公の「検察官の秘密」)が脆いこと。調べたらするわかるじゃん、というレベルなので。

なお、「ふんっ」は登場しないが、ラストに近い雄叫びが出てくる。

検察側の罪人 検察側の罪人
雫井 脩介

文藝春秋  2013-09-11
売り上げランキング : 229066

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

笹沢左保『仮面の月光』

「月光シリーズ」の第一作。
後半、官能描写が多くなり、内容的にも大味なものとなってしまうのが残念。ネタ(犯人など)も早期にわかってしまう(←敢えてなのかも)。

仮面の月光 (角川文庫 (6075)) 仮面の月光 (角川文庫 (6075))
笹沢 左保

角川書店  1985-05
売り上げランキング : 1918597

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

東野圭吾『虚ろな十字架』

さすが東野圭吾というべき、ド安定さ。ハズレが無い。リーデビリティも高い。
本作では、「死刑廃止論」をテーマとして取り上げている。その意見の「落とし所の持って行き方」がうまいなあ~と思った。
青春シーンみたいのもあり、読み手心をうまくくすぐってくれる。本作最大の「ネタ」ともいうべき、過去の秘密はもう少しインパクトのあるものかと思ったが、思ったよりはおとなしかった。
複数の人物(被害者、加害者)が登場し、それぞれに秘めた過去や思いが綴られる。皆、同じように不幸を背負っているため、やや混乱ぎみになるが、これは本作の設定上やむを得ないだろう。

虚ろな十字架 虚ろな十字架
東野 圭吾

光文社  2014-05-23
売り上げランキング : 3724

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

笹沢左保『遥かなりわが愛を』

複数の県の警察に、同じ内容のイタズラまがいの電話がかかるという事実が判明。物語は、そんな話から始まり、史跡とある男女の過去を巡る捜査&旅が中心に描かれる。
タイトルにある「愛」の形が終盤明らかになるが、全体として渋く味わい深い作品。ミステリーとしてはアリバイ崩しを主とするものだが、笹沢左保の他の作品に類似のアイディアのものがあった。

遥かなりわが愛を (角川文庫) 遥かなりわが愛を (角川文庫)
笹沢 左保

角川書店  1989-06
売り上げランキング : 1897383

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

笹沢左保『不倫岬』

「岬シリーズ」の第2作。
基本設定自体に、「ものすごい偶然要素」があるのだが、それに本作の最重要テーマが絡むので仕方ないだろう。1章はややだるいが、2章以降はグイグイ読める。全体像が見えてからは、圧巻の一言。
「ものすごい偶然要素」の基本設定が最初にあって、そこから物語を作ったのだと思うが、この人凄いわと、改めて思った。

不倫岬 光文社文庫 不倫岬 光文社文庫
笹沢 左保

光文社  1985-10-20
売り上げランキング : 173860

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「光文社文庫」版の装丁画の女性は、先日亡くなった川島なお美にどことなく似ている気がする。

中町信『三幕の殺意』

中町信氏の遺作である。
タイトルは、2000年代の東京創元社から刊行された作品群と似たものとなっているが、これはおそらく編集者がつけたのだろう。もともとは、『湖畔に死す』というタイトルだった中編を、大幅に加筆・改稿し、長編化したものである。
カッコいいタイトルであるが、正直内容に合ってない。『湖畔に死す』の方が良かった気がする。

さて、内容だが、ある人物に殺意を持つ複数名が、偶然にも、雪に閉ざされた山荘に集まり、そこで殺人事件が起こるというもの。序盤は、登場人物が多すぎて、ちょっと読みにくかった。
そういうこともあり、途中まで駄作だなあ~と思いながら読んでいたが、終盤の複数の伏線回収や第二の事件の収束の仕方などは、さすが。
いささかネタバレ気味だが、中町信お得意の「叙述トリック」というようなものは、本作にはなく、いささか肩透かしを食らった。

三幕の殺意 (創元推理文庫) 三幕の殺意 (創元推理文庫)
中町 信

東京創元社  2012-05-30
売り上げランキング : 562438

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

秋吉理香子『放課後に死者は戻る』

よくある「体と心(魂)の入れ替わる」タイプのSFミステリー。ただ、そこに死者(幽霊)というエッセンスを加えた「変化球」で勝負している。
鉄オタの主人公が、(入れ替わった体の)イケメンとして過ごすうちに、成長を遂げるという青春ドラマとしてもなかなか。読了感がとても良い。もちろんミステリーとしてもいろんな工夫を凝らしている。筆致もすごくいいと思う。良い作品だ。
ボリュームはそれほどないので、サクっと読める。おすすめ。

放課後に死者は戻る 放課後に死者は戻る
秋吉 理香子

双葉社  2014-11-19
売り上げランキング : 158022

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

早坂吝『RPGスクール』

SFミステリーといった感じだね。
これまでの早坂吝作品に比べるとそれほど「驚愕」するようなオチはない。「魔王」および閉鎖空間の正体も、某有名アニメ映画に似てるしね。でも十分楽しめる。「殺害犯」については、一捻りしているし。
こういう感じの作品も書けるとなると、今後ますます早坂吝さんには期待してしまうね。

RPGスクール (講談社ノベルス) RPGスクール (講談社ノベルス)
早坂 吝

講談社  2015-08-06
売り上げランキング : 260969

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

中町信『高校野球殺人事件』

「中町信節」とでもいおうか、文体、プロット、人物名などが、独特ものを感じる。
叙述トリックの名手であるが、本作でも、ラストにガツン!と来る。
なお、本書は、『追憶の殺意』と改題された、創元推理文庫が刊行されている。

高校野球殺人事件 (徳間文庫) 高校野球殺人事件 (徳間文庫)
中町 信

徳間書店  1989-02
売り上げランキング : 1227305

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
追憶の殺意 (創元推理文庫) 追憶の殺意 (創元推理文庫)
中町 信

東京創元社  2013-08-10
売り上げランキング : 485760

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

笹沢左保『真昼に別れるのはいや』

比較的短い作品。他の作品に比べると、ちょっとレベル落ちるかな……。相変わらず、凄い偶然がいくつかあるのが、ちょっと気になった。

真昼に別れるのはいや (徳間文庫) 真昼に別れるのはいや (徳間文庫)
笹沢 左保

徳間書店  1982-11
売り上げランキング : 1356173

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

.(2019年読了)SF .(2019年読了)ミステリー .(2019年読了)ライトノベル .(2019年読了)一般小説 【おすすめアニメ&ゲーム】 【絶対見て損なし】映画 【絶対読んで損なし】SF小説 【絶対読んで損なし】ミステリー 【絶対読んで損なし】一般小説他 <映画雑談> DQMSL<無課金>日記 ×××挫折××× ■PHP新書 ■その他の新書 ■ちくま新書 ■マイコミ新書 ■メフィスト賞受賞作品 ■中公新書 ■光文社新書 ■幻冬舎新書 ■扶桑社新書 ■文春新書 ■新潮新書 ■晋遊舎ブラック新書 ■講談社現代新書 ■集英社新書 ○[ドラマ感想] ○PC関連雑談 ○お気に入りマンガ ○ひぐらし関係 ○アドエス関連 ○エヴァ関連 ○ゲーム関連雑談 ○ニコニコ・ようつべとか ○マサカズドラマ ○今見ても楽しめるドラマ ○図書館に対する苦言・意見 ○最近プレイしたゲームの感想 ○最近見たアニメ ○演劇・オペラ ○雑記 ●交換殺人モノ● ●図書館で借りれるちょっとHな小説● ●密室殺人モノ● ★ブログの連絡事項 アニメ・コミック ゲーム パズドラ パソコン・インターネット モンハンP2ndG モンハンP3rd ワンフリ日記 星ドラ<無課金>日記 映画・テレビ 書籍・雑誌 (2006年読了)SF (2006年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2006年読了)ホラー・ファンタジー (2006年読了)ミステリー (2006年読了)ライトノベル (2006年読了)一般小説 (2007年読了)SF (2007年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2007年読了)ホラー・ファンタジー (2007年読了)ミステリー (2007年読了)ライトノベル (2007年読了)一般小説 (2008年読了)SF (2008年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2008年読了)ホラー・ファンタジー (2008年読了)ミステリー (2008年読了)ライトノベル (2008年読了)一般小説 (2009年読了)SF (2009年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2009年読了)ホラー・ファンタジー (2009年読了)ミステリー (2009年読了)ライトノベル (2009年読了)一般小説 (2010年読了)SF (2010年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2010年読了)ホラー・ファンタジー (2010年読了)ミステリー (2010年読了)ライトノベル (2010年読了)一般小説 (2011年読了)SF (2011年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2011年読了)ホラー・ファンタジー (2011年読了)ミステリー (2011年読了)ライトノベル (2011年読了)一般小説 (2012年読了)SF (2012年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2012年読了)ホラー・ファンタジー (2012年読了)ミステリー (2012年読了)ライトノベル (2012年読了)一般小説 (2013年読了)SF (2013年読了)ホラー・ファンタジー (2013年読了)ミステリー (2013年読了)ライトノベル (2013年読了)一般小説 (2014年読了)SF (2014年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2014年読了)ホラー・ファンタジー (2014年読了)ミステリー (2014年読了)ライトノベル (2014年読了)一般小説 (2015年読了)SF (2015年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2015年読了)ホラー・ファンタジー (2015年読了)ミステリー (2015年読了)ライトノベル (2015年読了)一般小説 (2016年読了)SF (2016年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2016年読了)ホラー・ファンタジー (2016年読了)ミステリー (2016年読了)ライトノベル (2016年読了)一般小説 (2017年読了)SF (2017年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2017年読了)ホラー・ファンタジー (2017年読了)ミステリー (2017年読了)ライトノベル (2017年読了)一般小説 (2018年読了)SF (2018年読了)ノンフィクション※新書は別カテゴリー(以下参照) (2018年読了)ホラー・ファンタジー (2018年読了)ミステリー (2018年読了)ライトノベル (2018年読了)一般小説 (あ行)あさのあつこ (あ行)うえお久光 (あ行)その他 (あ行)スティーヴ・オルテン (あ行)乙一 (あ行)乾くるみ (あ行)五十嵐貴久 (あ行)井上夢人 (あ行)井上真偽 (あ行)今邑彩 (あ行)伊坂幸太郎 (あ行)伊岡瞬 (あ行)伊藤計劃 (あ行)大山尚利 (あ行)大山誠一郎 (あ行)大石直紀 (あ行)大阪圭吾 (あ行)天祢涼 (あ行)天野節子 (あ行)太田愛 (あ行)奥田英朗 (あ行)安生正 (あ行)岡嶋二人 (あ行)岡田斗司夫 (あ行)岩城裕明 (あ行)恩田陸 (あ行)我孫子武丸 (あ行)折原一 (あ行)有川浩 (あ行)有栖川有栖 (あ行)柞刈湯葉 (あ行)梅原克文 (あ行)歌野晶午 (あ行)泡坂妻夫 (あ行)浅田次郎 (あ行)浦賀和宏 (あ行)海月ルイ (あ行)石崎幸二 (あ行)石持浅海 (あ行)石田衣良 (あ行)秋吉理香子 (あ行)秋月涼介 (あ行)綾辻行人 (あ行)藍川京 (あ行)赤星香一郎 (あ行)越前魔太郎 (あ行)遠藤徹 (あ行)阿刀田高 (あ行)青崎有吾 (あ行)飴村行 (あ行)麻見和史 (か行)その他 (か行)スティーヴン・キング (か行)久坂部羊 (か行)京極夏彦 (か行)今野敏 (か行)倉知淳 (か行)倉阪鬼一郎 (か行)劇団ひとり (か行)勝間和代 (か行)北國浩二 (か行)北山猛邦 (か行)北川歩実 (か行)北村薫 (か行)北森鴻 (か行)小島正樹 (か行)小松左京 (か行)小林泰三 (か行)川上亮 (か行)木下半太 (か行)木元哉多 (か行)櫛木理宇 (か行)海堂尊 (か行)片山恭一 (か行)貴志祐介 (か行)金城一紀 (か行)霧舎巧 (か行)風森章羽 (か行)香納諒一 (か行)黒川博行 (か行)黒田研二 (さ行)その他 (さ行)ロバート・J. ソウヤー (さ行)下村敦史 (さ行)佐々木譲 (さ行)周木律 (さ行)塩田武士 (さ行)島田荘司 (さ行)新堂冬樹 (さ行)時雨沢恵一 (さ行)曽根圭介 (さ行)朱川湊人 (さ行)染井為人 (さ行)桜庭一樹 (さ行)椙本孝思 (さ行)殊能将之 (さ行)清水一行 (さ行)清水義範 (さ行)澤村伊智 (さ行)白井智之 (さ行)真藤順丈 (さ行)笹沢左保 (さ行)篠田真由美 (さ行)雀野日名子 (さ行)雫井脩介 (そ行)宗田理 (た行)その他 (た行)ダン・ブラウン (た行)友成純一 (た行)土橋真二郎 (た行)堂場瞬一 (た行)恒川光太郎 (た行)月村了衛 (た行)知念実希人 (た行)竹内真 (た行)竹内雄紀 (た行)竹本健治 (た行)谷川流 (た行)辻村深月 (た行)辻真先(牧薩次) (た行)遠田潤子 (た行)館淳一 (た行)高嶋哲夫 (た行)高田崇史 (た行)高田郁 (た行)高畑京一郎 (た行)高野和明 (な行)その他 (な行)中山七里 (な行)中島望 (な行)中村ふみ (な行)中町信 (な行)二宮敦人 (な行)似鳥鶏 (な行)内藤了 (な行)法月綸太郎 (な行)西尾維新 (な行)西村寿行 (な行)西澤保彦 (な行)貫井徳郎 (は行)その他 (は行)ジェイムズ・P・ホーガン (は行)バリントン・J・ベイリー (は行)初野晴 (は行)幡大介 (は行)早坂吝 (は行)春口裕子 (は行)東川篤哉 (は行)東野圭吾 (は行)氷川透 (は行)深木章子 (は行)深水黎一郎 (は行)深町秋生 (は行)百田尚樹 (は行)福澤徹三 (は行)福田和也 (は行)福田和代 (は行)福田栄一 (は行)船越百恵 (は行)葉真中顕 (は行)藤ダリオ (は行)藤田宣永 (は行)誉田哲也 (ま行)その他 (ま行)三上延 (ま行)三島由紀夫 (ま行)三津田信三 (ま行)三浦しをん (ま行)丸山天寿 (ま行)前川裕 (ま行)宮部みゆき (ま行)望月守宮 (ま行)村上春樹 (ま行)松岡圭祐 (ま行)松本清張 (ま行)森健 (ま行)森博嗣 (ま行)深木章子 (ま行)湊かなえ (ま行)真山仁 (ま行)真梨幸子 (ま行)道尾秀介 (ま行)麻耶雄嵩 (や行)その他 (や行)夢野久作 (や行)安田佳生 (や行)山口芳宏 (や行)山口雅也 (や行)山崎豊子 (や行)山田悠介 (や行)山田正紀 (や行)柚月裕子 (や行)柳広司 (や行)横山秀夫 (や行)矢野龍王 (や行)米沢穂信 (や行)薬丸岳 (や行)養老孟司 (ら行)連城三城彦 (わ行)その他 (わ行)渡辺淳一 (わ行)輪渡颯介 [訃報]

カテゴリー