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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

(2015年読了)SF

竹内雄紀『オセロ●〇』

ある日、47歳の中年オヤジが、33年前の自分(14歳の中学生)と入れ替わる。逆に、14歳だった自分は、33年後の世界で47歳になっている。そんなタイムリープ要素のある作品。
全体として、とても面白く、良い作品だと思う。
ただ、それだけに、「タイムリープのきっかけは?」「14歳にこんなセリフ言えるか!」「いくら夫婦でも気づかんだろ!」「世界線の考え方は?」「オチが……」といった、細かい粗が気になるというか、いちゃもんをつけたくなる。なんか、すごく惜しい小説。

オセロ●〇 (ハルキ文庫 た 22-1) オセロ●〇 (ハルキ文庫 た 22-1)
竹内 雄紀

角川春樹事務所  2014-01-15
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山田悠介『名のないシシャ』

心美(ここみ)というキャラが出てくる。そのため、成瀬心美(ここみん)のことを思い浮かべながら、読むこととなった。成瀬心美は、本書の発行年である2011年には、すでにAV出演している(wikiによる)。なので、山田先生が成瀬心美からインスパイアされた可能性もある。
成瀬心美といえば、東大に「成瀬心美のサークルがある」みたいな記事をネットで見かけたなあ~。
なお、本の感想ではなく、成瀬心美のことばかり書いているが、一度も動画の類は見たことがない。写真、画像のみ。

名のないシシャ (角川文庫) 名のないシシャ (角川文庫)
山田 悠介

KADOKAWA/角川書店  2014-02-25
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名のないシシャ 名のないシシャ
山田 悠介 Pansonworks

角川書店(角川グループパブリッシング)  2011-12-01
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秋吉理香子『放課後に死者は戻る』

よくある「体と心(魂)の入れ替わる」タイプのSFミステリー。ただ、そこに死者(幽霊)というエッセンスを加えた「変化球」で勝負している。
鉄オタの主人公が、(入れ替わった体の)イケメンとして過ごすうちに、成長を遂げるという青春ドラマとしてもなかなか。読了感がとても良い。もちろんミステリーとしてもいろんな工夫を凝らしている。筆致もすごくいいと思う。良い作品だ。
ボリュームはそれほどないので、サクっと読める。おすすめ。

放課後に死者は戻る 放課後に死者は戻る
秋吉 理香子

双葉社  2014-11-19
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月村了衛『機龍警察 暗黒市場』

「機龍警察シリーズ」の第3作。
本作では龍機兵(ドラグーン)の乗り手の一人、元ロシア警官のオズノフ警部にスポットを当てている。2作目同様に、途中(2章として)メインプロットが遮断され、オズノフの過去の物語が描かれる。このあたり一瞬抵抗を感じるが、リーダビリティが高いため、その抵抗感はすぐに払拭される。非常に読み応えのある作品だと思う。
ただ、2つ疑問あり。序盤、組対の警察官を拷問したのは誰なのか?という点。拷問するということは、秘密を聞き出すためだよね?。あと、クワンの部下の張(チャン)が殺害されるシーンがないのだが、いつ死んだ?という点。
前者については、きちんと説明して欲しかった。(ネタバレ気味だが)、私の想像では、<敵>の手下である、元警官たちかな?と。

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド) 機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)
月村 了衛

早川書房  2012-09-21
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月村了衛『機龍警察 自爆条項』

「機龍警察シリーズ」の第2作。
本作では龍機兵(ドラグーン)の乗り手の一人ライザにスポットを当て、彼女の過去を描くとともに、その宿敵ともいえるテロリストとの戦いを描いている。非常に読み応えがある。傑作だと思う。
ただし、登場人物や組織が多く、その関係性が非常に複雑(謎の<敵>の存在がさらに複雑にしている)。
また、本作では「北アイルランド問題(アイルランド独立運動)」という史実をベースに創作を加えており、やや難解。わけが分からなくなるので、一気読みを推奨する。

機龍警察 自爆条項〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) 機龍警察 自爆条項〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
月村 了衛

早川書房  2012-08-07
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機龍警察 自爆条項〈下〉 (ハヤカワ文庫JA) 機龍警察 自爆条項〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
月村 了衛

早川書房  2012-08-07
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月村了衛『機龍警察〔完全版〕』

「機龍警察シリーズ」の第1作。
機甲兵装と呼ばれる兵器が登場する「至近未来」の警察小説。
戦闘シーンも多くSFには違いないが、現代の警察内部(縦割り行政など)の問題がしっかり描かれている。このあたりが、まさに「至近未来」の警察小説だと思わせる。
全体として良作だと思うが、中盤、捜査の過程や過去の出来事の断片的な描写が続き、やや退屈。また、全体としてややボリューム不足に感じた。主要な登場人物であるユーリとライザについても十分描ききれていないし、黒幕の正体や狙いがはっきり明示されなかったのも残念。このあたりは続刊で明らかになるのだろうが。

機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド) 機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)
月村 了衛

早川書房  2014-11-07
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久坂部羊『嗤う名医』

医学をテーマとした短篇集。なかなかの良作。
妄想癖をめいたもの、SFめいたもの、マニアめいたもの、いずれも医者である久坂部さんならではの粒ぞろいな作品ばかり。もっとこういうのを読んでみたいと思った。

嗤う名医 嗤う名医
久坂部 羊

集英社  2014-02-26
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周木律『災厄』

「堂シリーズ」とはまったく違ったタッチで、別の作家の作品かと思うほど。ただ、「堂シリーズ」と同様に、非常に文章が読みやすい。
なかなか面白いのだけど、掘り下げが足りないというか、全体的にあっさりしすぎな点が残念。ストーリー性もやや弱い。主人公はいろいろ苦労を重ねるのだが、結局恵まれてるじゃん!と読者に思わせるのも、ちょっと気になった。終盤(ラスト)に、一応の一工夫しているのは、周木さんらしいと思った。

災厄 災厄
周木 律

KADOKAWA/角川書店  2014-05-31
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山田悠介『奥の奥の森の奥に、いる。』

山田悠介作品としては珍しく、「SEX」という言葉だけでなく、そのシーンが登場する。
しかも、中学生の年代の性交である。
「悪魔」の血を引く子どもたちが、隔離された村の中でひたすら性交を強いられるという、まるで西村寿行作品のような設定だ。
タイトルから類推されるように、森の中を移動するシーンがひたすら続くが、後半はどう考えても『進撃の巨人』にインスパイアされた内容。
『進撃の巨人』みたいな展開と、エピローグのどんでん返しなど、山田悠介作品としては、面白いほうかな。
タイトルはもうちょっと違った方が良かったかと。

奥の奥の森の奥に、いる。 奥の奥の森の奥に、いる。
山田 悠介

幻冬舎  2013-01-25
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山田悠介『貴族と奴隷』

山田悠介先生らしい、「デスゲーム」にもの。しかも主人公は先天性の全盲という……。
国が秘密裏に、数十人の中学生を隔離。貴族役と奴隷役に分けてシュミュレーションをするといった内容。設定自体は面白いと思うけど、山田作品の中ではクオリティは特に低いかと。
主人公が心優しい感じなのもいつも通り。

貴族と奴隷 貴族と奴隷
山田 悠介

文芸社  2013-11-22
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