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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

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2019年3月

中山七里『ハーメルンの誘拐魔』

中山七里さんの作品としては、微妙なところ。
一定水準に達している作品だと思うけど、ネタがバレバレだしね。

深木章子『消人屋敷の殺人』

人間が消失するという謎の屋敷やら、「嵐の山荘」が登場するなど、いかにも「新本格」っぽい作品である。

これまで深木章子さんの作品をいくつか読んできたため、「ああ、またこのパターンか」と、ネタについて大方の予測ができ、部分的に読み返しながら読み進めた(「違和感」を感じはじめたからね)。しかし、私は完全にネタを見抜けなかった。構成の仕方というか目次の立て方がねえ~。これは、ちょっとどうかと……(アンフェアとはいわないが)。

中山七里『悪徳の輪舞曲』

「御子柴礼司シリーズ」の第4作。

このシリーズ、御子柴礼司というキャラ自体が魅力的だし、大きな仕掛けあったり、絶体絶命の状況からの逆転劇みたいなのも面白い。

ただ、そろそろ打ち止めにしても良いじゃないかな、と思う。

柚月裕子『凶犬の眼』

『孤狼の血』の続編。

『孤狼の血』は、骨太な内容の傑作であったが、本作はイマイチだった。駄目な続編の典型例ですな。

暴力団の抗争が複数登場し、複雑化する。それが、何かの伏線かと思いきや、終盤に数行で結論を述べて終わりというお粗末さ。残念だ。

深木章子『敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿』

ある事件の真相を巡って、複数の人物の告発文や証言などで全体を構成。
法解釈に関するくだりなどは、元弁護士ならではの、鋭さを感じられた。

ただ、序盤から、深木さんの他の作品に似た印象があり、「もしかして…」と思いながら読み進めたところ、想像通りのオチがあった。
また、本作で描かれる事件は、とてもシンプルなものである。事件関係者の過去を掘り下げるなどして、枚数を稼いでいるが、同じようなことの繰り返して食傷気味となった。
本作は、短編で勝負するような内容に感じた。

浦賀和宏『カインの子どもたち』

幻冬舎から発行された作品に登場する泉堂莉菜、桑原銀次郎らが登場。
本作だけを読んでも楽しめるが、関連作を読んでいるかどうかで、読後感は大きく異なるだろう。終盤、本作の位置づけみたいのもはっきりするし……。

というわけだが、実業之日本社から出版されたことが、すっきりしない(W
世界観や、刑事・探偵などは、(版元が)横断的であっても良いと思うけど、泉堂莉菜はあまりにもいわく付きすぎる人物だし(W

※P150の最後の2行目は、莉菜のセリフだと思われる。「もし、莉菜のお祖父ちゃんが……」とあるが、これは「もし、アキ(orあなた)のお祖父ちゃんが……」の間違い?

柚月裕子『ウツボカズラの甘い息』

文庫版で読んだのだが、ひどいと思ったのがカバーに書かれた梗概(あらすじ)。
物語の約8割(約450ページ中360ページ)まで進んで明らかになるような情報が書かれている。その後(の2割で)物語は大きく転換していくものの、はっきり言ってネタバレのレベル。編集者のせいだと思うけど、ふざけんな、という感じですな。解説文が、松井玲奈だったのも呆れた。

松本清張『砂の器』(再読)

十数年ぶりに再読(ほとんど内容を忘れていた)。改めて読むと、偶然が多すぎるのが気になった(さすがに出来過ぎというか、不自然すぎる)。

読了後に知ったが、2019年3月28日に、フジテレビ開局50周年ドラマとして本作が放映される。古典的作品とはいえ、キャスティング(のあり方・見せ方)で真犯人ネタバレしてるのは、いかがなものかと。

塩田武士『罪の声』

「グリコ・森永事件」をモチーフとした作品。

予備知識なしで読み始めたのが、資料の研究と取材に基づき、犯人からの犯行声明などは実物をほぼ再現しているとのこと。

本作では、新聞記者と犯人の関係者の2人の主人公が、それぞれ過去の足跡を辿る形式となっている。

登場人物が多く、時系列もバラけた形で登場するため、集中して、間をおかずに読み進めないと、理解がおぼつかないともある。

終盤、2人の主人公が出会い、真相が明かされるクライマックスは読み応えがあった。

最近やったゲーム『Marvel's Spider-Man』(PS4)

評判の良い作品だったのでプレイしてみた。
本作もトロコンするつもりでプレイをし始めたのだが、ストーリーをクリアして「もういいや」となった。

おそらくリアルに再現されたスパイダーマンの世界観と、爽快感があり移動シーンなどが、評判の良い理由なんだろうな、と思った。
ただ、スパイダーマンの原作をまともに知らないし、最後まで操作スキルを上げられなかった私には、移動もストレスを伴った。後半で解禁される「タスクマスターのチャレンジ」は、私には完全に無理ゲーだった。

スパイダーマンの原作を知ってるか、ニューヨークの街を知っているかどうかでも評価は変わると思う。本作独自の用語というか、スパイダーマンならではの用語などが、当然出てきても戸惑うし。

ストーリーのボリュームとか内容は無難なところだと思う。

なお、本作はWebマニュアルもない。チュートリアルもスピーディーかつシンプルなので、画面の見方や操作面で戸惑うことも多かった。

ちなみに、トロコン率は約10%と極めて高い。一方で、プレイを進めていく上で普通に取るであろう「全地図開放のトロフィー」は40%程度。やり込む人が多い一方で、早期に挫折する人が多そうなのは、ちょっと気になった。

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