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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

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2019年4月

望月拓海『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』

第54回メフィスト賞受賞作。

「毎年、ある時期が来るとその1年間の記憶を失う」という主人公の設定は面白い。
しかし、それだけだった。
タイトルにある「彼女の救いかた」に、巧妙が計画が練られているものかと思って期待したのだが、単なる病気&恋愛もの。
確かに、ラストで内容が反転するような事実が明らかになる。ただ、伏線に感動するというほどのものでもない。
この作品でメフィスト賞に応募した方もアレだが、選んだ方はもっとおかしい。アルファポリスとかの、恋愛小説ならわかるが。

最近やったゲーム『BIOHAZARD RE:2 Z Version』(PS4)

バイオは4が神ゲーと思ってる私。3と7は途中でプレイを挫折した経験がある私。

当初、プレイする予定はなかったが、「DAYS GONE」のつなぎとして、購入した。
グラフィックは綺麗だし、演出(カメラアングル)に迫力はある。まあ、それは当たり前なわけだが、そのあたりを重視しただけの(正当)リメイクという感じで、期待していたほどのものはなかった。

難易度は高いと思う。正直難しい。Normalで始めたが途中でAmatureに切り替え、攻略サイトを見ながらプレイした。
結局、このゲームの怖さって、ゾンビよりも、デフォルトで「縛りプレイ」をさせられる緊張感だと思う。
初見プレイでは銃弾や回復薬(とインクリボン)をどう使ったよいかわからないからね。最終的には、だいたい余りまくるけど。

個人的には、難易度設定のあるゲームって好きじゃないし。
レオン編(表)とクリア編(表)をプレイしたが、2つのシナリオが効果的に交錯するわけでもない(ただの、主人公違いのパラレルワールド)というのも、残念だ。

内藤了『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』

「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ」の完結で、新たに始まったシリーズ。
(私は、まだ完結編を読んでないが)

タイトルに、堀北恵平と書いてあるので、今シリーズの主人公は男かと思いきや、女だった。
それがわかった瞬間嫌な予感がしたが、 想像通りキャラクター造形が他の作品とまったく同じだった(サブキャラも)。

感想としては、つまらない、の一言。シリーズを追いかける気がまったく起こらなかった。
「藤堂比奈子シリーズ」は、猟奇犯罪自体の面白みがあった。本作でも、猟奇犯罪が出てくるが、全然凄みもないし、謎も魅力的ではない。
「東京駅」を舞台としてるわりには、その舞台を十分に活かしけれてない。
全体のプロットもおそまつ。そして、魅力のないキャラクターときたら、ページを繰る手も遅くなりがちだ。

やたらと、Amazonレビューの評価は高いようだが、私が星をつけるなら、星1つだね。残念。

名倉編『異セカイ系』

第58回メフィスト賞受賞作。講談社タイガレーベルでの発行。

「ラノベ作者が、自分の作品に入りこんでしまう……」というところから始まるが、複層に重ねられ、メビウスの輪というか、クラインの壺というか、怒涛の超メタ構造になる、トンデモな作品。メフィスト賞らしい作品ともいえる。
また、全編が、関西弁での砕けた語り口調(ネットスラング等あり)になっているので、やや読み手を選ぶ。

きわめて実験的な作品ともいえるので、この著者が一発屋に終わらないことを祈りたい。
(そうでないと、著者でなく、作品で、「メフィスト賞」が評価されたことになるからね)

↓ちなみに、装丁デザインがなかなか良い。

二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』

売れている作品である。文章も読みやすい。
本作では、ある大病院を舞台に、3人の「死病」に罹患した人物を通し、副院長の熱血医師と「死神」と呼ばれるクールな医師の対立を描いている。白血病の放射線治療の様が描かれているが、こういった知識を得ると、延命(治療)に対する意識が揺らぐものがある。

ところで、TOブックスという版元から発行されている。初めて知った出版社なので、何かと思って調べてみたところ、元角川書店の人が作った会社とのことである。たいしたものである。

早坂吝『メーラーデーモンの戦慄』

上木らいちシリーズの一作。
過去作ネタ、著者が登場人物として登場、メタ情報の展開、ネットスラング、そして「解決編」の理詰めの展開。講談社ノベルスらしい作品である。ただ、急展開すぎたり、舞台がコロコロ変わるなど、単純にややわかりづらい。そのせいか、あまり読了感はよくなかった。

黒澤 いづみ『人間に向いてない』

第57回メフィスト賞受賞作。

なんとも魅惑的なタイトルである。装丁デザインも良い。
人(ひきこもり)が異形となってしまう「異形性変異症候群」という謎の病気が蔓延しているという設定も面白い。文章も読みやすい。

というわけだが、感想としては、つまらない、の一言。
最後の最後まで、子育ての話(&引きこもり家族の内省の繰り返し)だけだった。
メフィスト作品に期待するものは、これじゃないよね。

 

[ドラマ感想] 「フジテレビ開局60周年特別企画 砂の器」

3月28日、フジテレビ系で放送。
予想外に、原作が大幅にアレンジされていた。
変更点は多数あるが、大きなところは以下の3つか。
まず、現代劇である点、主要キャラである評論家・関川をカットしていること、そして動機ともいうべき「過去の秘密」の核心である。
関川はミスリードのために仕込まれたキャラでもある。本作では序盤で、真犯人の正体を明かす手法をとった。

個人的には、超音波を使ったアレがカットされたのは残念だった。
また、今西刑事の東山がまったく魅力がなかったのも残念。

土屋太鳳演ずるバーテンダーが、代官山のマンション住まい(ペット可)というのは気になった。家賃15万くらいすると思うが。

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