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最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

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2019年7月

歌野晶午『ずっとあなたが好きでした』

13の中短編で構成。文庫で約650ページとなかなかボリューミーである。
「二度読み必至」といった趣旨の作品紹介がされているが、普通の恋愛&ミステリーだな~と思いながら読んでいた。

ただ、さすが歌野晶午。終盤に「おっ!」と言わせる仕掛けを施している。
書き下ろしではなく、いろんな雑誌に連載した短編でこれをやってのけたのがすごいわ。

周木律『鏡面堂の殺人~Theory of Relativity~』

「堂シリーズ」第六作。
前作を読んだのが、4年ほど前になる(前作から3年ぶりの発行)。
そのため、ほとんど主要キャラの動向なんて忘れてしまっていた。

本作はエピソード0みたいな位置づけだ。少しずつ記憶を呼び起こしつつ読んだが、「館もの」として、普通に面白かった。
(最終作が、本当のエピソード0か?)

下村敦史『闇に香る嘘』

第60回江戸川乱歩賞受賞作。
この作品の乱歩賞受賞は納得かな。

いろんな人に会って、過去の秘密を探っていくというタイプの作品なので、やや淡々としている。
ただ、本作の主人公が全盲で、その主人公の「視点」で物語が描かれていること。また、主人公の記憶が飛ぶこともあり、読者は足元が不安定な状態で読み進めることになる。疑心暗鬼では? 被害妄想では?と感じることもあるが、終盤ハードに物語が動き出す。
さまざまな伏線も手際よく回収しており、矛盾などもない。ラストの処理で気になることはあるが、十分に評価されるべき作品だと思う。
参考文献の多さにも驚いた。

古処誠二『いくさの底』

最近は、数年前の「このミス」でトップ10入りした作品を読んでいるのだが、本作もその一つ。

というわけだが、まったく面白くなかった。ストーリーテリングが下手。とにかく退屈(テレビ番組なら、すぐチャンネルを変えられるレベル)。
それでいて、人間関係などがわかりづらい。ミステリーとしての種明かしも、驚くほどのものはない。
長い作品でないので、なんとか読み切ったが……。

芦辺拓『異次元の館の殺人』

設定とか、ノリとか、テイストとか、すべてが好きになれない。
なんか全体としてチグハグな感じで、素人っぽい。
中盤の急展開で一瞬面白くなっかと思いきや、肩透かしされたという感じ。
途中で提示される推理を、最後に収斂させて解に導く点は良いと思うけど。

ちなみに、「弁護士・森江春策シリーズ」の一作とのことだが、特に興味は沸かなかった。

似鳥鶏『叙述トリック短編集』

面白いエピソードと、そうでないものの差が激しいね。オチ(叙述トリック)が読めるものもあるし。
「日常系の謎」が取り上げられているものが多いが、やはり殺人などの犯罪が発生しないと、今一つ盛り上がらないですな。

倉知淳『片桐大三郎とXYZの悲劇』

本作は、エラリー・クイーンの「ドルリー・レーン四部作」のオマージュだそうである。
(全部ではないが、読んだことはある。ただ、記憶が飛んでいる)。
それはさておき、中編(短編)連作集としては、まあまあといったところか。
捜査パートがちょっと退屈な部分もあった(逆に、これだけのネタで、よくもこう内容を膨らませてるな、と感心したが)。

ところで、装丁のイラストは単行本のほうが良いね。文庫版のイラストはちょっと渋すぎる。

藤田宣永『血の弔旗』

なかなか読み応えのある作品だった。

後半以降、「ラストをどのように、締めくくるのか?」が最大の関心事となるわけだが、いまいちパンチにかけるものとなったのが残念だった。
あと、「ものすごい偶然」がいくつか出てきて、流石に不自然に感じた。

 

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