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最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

(か行)小島正樹

小島正樹『扼殺のロンド』

密室、奇想天外な遺体、ややこしい謎の家系が登場。そして、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットを提示する「問題編」ともいうべき部分は、悪くはない。
しかし、「解答編」ともいうべき最終章が残念な出来。
一生懸命考えたのだろうが、素人っぽさが抜け切れてないというか……。
ネタバレなので詳細は避けるが、司法解剖でわかるだろ!とかいう突っ込みも入れたくなることがあった。まあ、それは良い。
ただ、アリバイをいとも簡単に崩しすぎ(いい加減なアリバイを確固たるものに見せかけ、やはりいい加減なものでした的な)。それに、偶然も手伝っての数々の不可思議な現象と真犯人との関わり方が不自然。ご都合主義すぎ。よくわからん部分もあるし。
何故このタイミングで事件が発生したのか?の説明もない。
密室構成(と犯人の動き)の説明もわかりづらかった(機械的トリックというのも、なんだか)。
タイトルが意味不明というか、ミスマッチなもの気になる。確かに扼殺は登場するが……。
あと、プロローグは不要だと思う。ミスリードのつもりかも知れないが……。

この内容で、京極夏彦あたりが全部を書きなおしたら、すごい傑作になるんだろう、と思う。著者の筆力不足、経験不足を感じた残念な作品だった。

扼殺のロンド (ミステリー・リーグ) 扼殺のロンド (ミステリー・リーグ)
小島 正樹

原書房  2010-01-25
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島田荘司、小島正樹『天に還る舟』

島田荘司と小島正樹による共作。2005年7月刊行。
島田先生の作品は8割り方読破したが、つまらないと思ったことは一度もなかった。
しかし残念ながら、本作のエンタメ小説としては最悪。心からつまらないと思った。
途中で読むのをやめようと思ったほど。一応読了はしたが、後半はかなり荒っぽい読み方をした。

以下、ネタバレ込みでつまらないと思った点を記す。
●前半部分、「死体発見→ちょっとした捜査」の繰り返しだけ(しかも4回)。死体が「幻想的な謎」に包まれてる点は、いかにも島荘らしく、多少の牽引力はある。しかし、同じことが4回も繰り返され、その途中ドラマ(葛藤、対立、危機)などが一切ない。あまりにも淡々としており、小説としてはいかがなものかと思う。小島正樹の次作『十三回忌』も同じだ。
●トリックが、「ロープ」「糸」「氷」って、もういい加減にしてくれ。橋げたがH型だとかいうあたりの説明はよくわからんし。
●全体の構成がワンパターン。「死体発見→捜査」×4回 → 創作民話 → 推理 → 謎解き → 動機の手記
●主人公の刑事に対して、登場人物(警察を含む)が親切すぎる。貫井徳郎の『後悔と真実の色』 を読んだあとだけに、かなりの違和感を感じた。
●「冤罪」、「南京大虐殺」ですか。そうですか~、ハア~。とはいえ、日本兵の蛮行絡み描写が、本作中では一番面白かった。この部分だけを膨らまして1冊にした方が、小説としては良いものとなると思う。
●不可解な死体をなぞらえるために創られた「創作民話」もねえ。わざわざ4つも作らなくてもいいよ。
●探偵は2人もいらない。海老原はまったく不要。これは、(小島正樹による)同人モノで出ているキャラか?
●警察の捜査が杜撰。特に遺体に対する科学捜査が適当すぎる。

島田荘司作品を読み過ぎてしまったためなのだろうか?
もしかしたら、初めての島田荘司作品が本作なら楽しめたのかも知れない。
とにかく時代遅れ(時代に合わない)というか、島荘はもう終わったな、と思わせる一作であった。
※島荘の公式サイト『WS刊 島田荘司』(ユーザビリティ最悪なサイト)にある書簡集を見る限り、ベースは小島正樹が作ったようだな。

天に還る舟 (SSKノベルズ)
天に還る舟 (SSKノベルズ)
おすすめ平均
stars中村刑事ふたたび
starsこれからもっともっと伸びるであろう期待
stars青臭いミステリー。。。みたいな
starsまぎれの無い島田ワールド!
starsそれなりに楽しめますが・・・

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小島正樹『十三回忌』

頑張ってる作品だとは思った。

本作には、複雑な家系と広大な敷地を持つ屋敷が登場するが、家系図と地図が掲載されているため、そのあたり割とすんなり頭に入ってくる。
しかし、「バスの転落の描写」と「仮面館の室内の描写」がとてもわかりにくい。これらは、トリックと直接結びつくが故に、本作にとって致命的な欠点だ。
そこそこ面白いのは間違いない。どんでん返しにも驚いた(やや反則気味に感じる部分もあるが)。
不可能犯罪について、ハウダニットとホワイダニットの両方がきちんと説明されている。
しかし、前述した点、またアリバイがアバウト過ぎる点など、終盤残念に感じる部分が多く、読後感はあまりよくなかった。
(そういや、なぜ○回忌のタイミングで殺人を犯し続けていたのか、の説明はなかったな)

十三回忌 (ミステリー・リーグ)
十三回忌 (ミステリー・リーグ)
おすすめ平均
starsぬぉっ!なんだこの展開は!
starsそのトリックにやられた!!
stars娯楽として楽しむ本
stars本当に島田荘司さん絶賛したの?

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小島正樹『武家屋敷の殺人』

なかなかよく出来た本格ミステリーだった。
大量に提示された謎・不可能犯罪自体が、なかなか魅力的である。そして、それを丁寧な推理で解き明かす手順は見事なものだった。3つの時代を舞台にそれぞれ事件を描き、それらをうまくリンクさせているのもよい。終盤も二転三転するなど工夫されており、とにかくレベルの高い作品といえるだろう。

ただ、難点もある。やや描写が甘いと感じられたり、説明がわかりにくい箇所があった(氷室のトリックの説明がわかりづらい、というかわからない)。あと、時代考証どうなの?という部分もあった。
やや長めのため、ちょっとダレるというのも、難点かな。

上記難点とは別にちょっと鼻についたのは、キャラの造形だ。
探偵役の邦彦がため口を使う点(過去に何かあるらしいが)、主人公ともいうべき弁護士川路(20代)が「わし……っす」と話す点が気になった。
こういうキャラだとしても、多くの読者はやや不快に感じるはずだ。

多少難点もあるが、上質なミステリには間違いない。今後、小島正樹を追いかけてみようと思う。

武家屋敷の殺人 (講談社ノベルス)
武家屋敷の殺人 (講談社ノベルス)
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おすすめ平均 star
star文句なし。当り。
star絶対にお薦めの作品です!!
star期待の作家!

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懇談社ノベルズには珍しい上品な感じの装丁デザインだ。文字要素が明朝のみというのも珍しい。

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