奥田英朗『邪魔』
面白かったです。
八王子にマイホームを建て、夫と二人の子どもと幸せに暮らす平凡な主婦。しかし、夫の会社で起こった放火事件がきっかけに、彼女の人生は狂いはじめる……。
平凡な主婦が落ちていく様を、もう一人の主人公である刑事の苦悩をクロスオーバーさせ、見事な筆力で描ききった犯罪小説。
解説に、本作を『ある種爽快に道を間違えていく主婦と、やむを得ず壊れていく刑事の切ない物語』と評した言葉が載っているが、まさにそういう作品。
後半、主婦が市民運動に参加することになるのだが、市民運動のプロセスやカラクリなども丁寧に描かれており、なかなか興味深く読めた。
やや、ラストがブツンと終わった感はあるけど、なかなか良かった。
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※ 『最悪』 もそうでしたが、もう少し気の利いたタイトルにして欲しかったな。
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