■新潮新書

養老孟司 『超バカの壁』

調子に乗って刊行された「~の壁」シリーズ、第3弾。

本書では、「西洋」と「日本」、「現代」と「過去」、「一元主義」と「多元主義」というように、2項対立で、論が展開される。
しかし、挙げられている例に無理があり、理路整然としていない印象を受ける。
「理路整然とした話くらいうそはない」とのことだがね。

このシリーズで面白いと思えたのは、他の本などから引用して紹介した部分だけ。
正直失望した。養老孟司像が崩れたね。
これがバカ売れという状況にゾッとする。

それにしても、こいつも「長島さん」マンセーなんだな。世代的なものか?

超バカの壁 (新潮新書 (149))
超バカの壁 (新潮新書 (149)) 養老 孟司

おすすめ平均
stars日本最高峰の理系の頭脳
stars女は実体、男は現象?
stars「年寄り」の暖かな説教
starsずいぶんマイルドな養老節
stars手にとって

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養老孟司 『死の壁』

『バカの壁』に続いて投入されたもの。

こちらは、テーマを「死」に限定していた分、主張はわかりやすかった。
(7章のテロとか戦争の話は、余分に感じたが)

死の壁 (新潮新書)
死の壁 (新潮新書) 養老 孟司

おすすめ平均
stars認めるしかないのか…。
stars最終章に見る著者の自己分析も興味深い
stars現代の死
starsもっとも死を恐怖する凡人の書
stars日本最高峰の理系の頭脳

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養老孟司 『バカの壁』

2003年の大ベストセラー。新書ブームの火付け役。

今さら読んだわけだが、なんだかなぁ~という感じ。
ただの戯言じゃん。
それに、「わかりやすいのか、わかりにくのか」がわからない。
強引で一方的な論理展開&語ってる内容がコロコロ変わるためか?

ところで、これは口述したものを文章化(ですます調)したそうだが、
一部、である調の箇所があり、違和感を感じた。

バカの壁 (新潮新書)
バカの壁 (新潮新書) 養老 孟司

おすすめ平均
stars最後の言葉は僕の心の宝になりました。
stars難しそうに書いたものをありがたがるのはもう止そう
stars部分部分に面白さ
stars養老孟司流”行動論”
starsいまさらですが

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岡田斗司夫『いつまでもデブと思うな』

※もう一発岡田斗司夫。

書店でオビに印刷された写真を驚かれた人も多いのではないだろうか?

本書は、オタキングこと岡田斗司夫の驚異のダイエット本である。「レコーディングダイエット」という氏自ら行った(開発、体系化)ダイエット方が紹介されている。これは、①メモする②無理はしない、を二本柱にしたもの。万人に有効かどうかは不明だが、写真のインパクトなどが強烈なので、それなりに説得力はある。ダイエット中にもコーラを飲んだ、とかメガマックを食ったというあたりは、ダイエットを始めようとしている人に安心感を与えている。

なお、本書の序盤では、「見た目主義」社会についても、自説が述べられる。当たり前のことが当たり前に書いてあるだけだが、竹内一郎『人は見た目が9割』よりは全然良い。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227) 岡田斗司夫

おすすめ平均
starsモチベーション
stars自己啓発新書
starsメタボでお悩みの方におすすめです
starsダイエットとは自己管理である
starsダイエットを「楽しむ」ための本

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麻生太郎『とてつもない日本』

(゚⊿゚) の考え方、理想は、よくわかった。以上。

というのも、そっけないので、各章ごとにひとこと書く。

第一章。日本という国の役割は、アジアにおいて「ソート・リーダー」「ビルトインスタビライザー」「ピアトゥピア(の構築をしてきた)」とある。まあ、うなずけるか。

第二章。ヲタクに媚びを売った内容に感じられる。ニートはニートだと思うが。教育論は微妙。ジタンやトッティがサッカーを始めたきっかけが「キャプテン翼」という逸話、イラクの給水車にキャプテン翼のロゴがあると、<「『キャプテン翼』を生んだ国なら、悪い奴はいないだろう」となる>という話はよい。

第三章。老人に金持ちが多いというのは、その通りだと思う。元気な人も多いだろう。
だけど、老人の15%以下が寝たきりとか痴呆なんでしょ。かなり問題だと思うがな(W

第四章。「格差感」と格差の違いについてのご意見です。この内容だと、反論出まくると思う。

第五章。地方の話。ほとんど、自慢話ですな。

第六章。外務大臣としての外交の話。あと、靖国神社論。なんとも(W

第七章。汎アジア主義、麻生ドクトリンだそうです。ポーランド版『犬夜叉』をお持ちとのことです。

特に、(゚⊿゚) は好きでも嫌いでもないが、この本程度の考えだと、首相には永遠になれないような気が……

とてつもない日本
とてつもない日本 麻生 太郎

おすすめ平均
stars一政治家の思想・識見
stars麻生さんのコメントが楽しくなった!
stars日本人なら読んでおくべき
stars内容は凡庸、とてつもない危機感の薄さ
stars総合力が素晴らしい

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竹内一郎『人は見た目が9割』

これもひどい。

一昨年登場し、非常に売れた本。書名からすると、「人間なんて結局は顔なんだよ。ビジネスも恋愛も、第一印象がすべてじゃ」なんて大胆なことをいう本なのかな?と思って読み始めたが、そういうものではなかった。

とにかく内容が稚拙。読む価値なし。昔の別冊宝島より下。文学部生の卒論以下。
マンガなどのエンターテインメントを、社会学的考察の引き合いに利用している時点で、私的にはNG。
文章は、とても読みやすくていいんだけど。

新潮新書は、地雷が多いなあ。
インパクトのある書名をつけた売り方うまいけど、それだけなんだよなあ。

人は見た目が9割
人は見た目が9割 竹内 一郎

おすすめ平均
stars“1回目はスラスラと、2回目は数字と箇条書きを拾い読み”することをおススメ!
stars中身がとにかく薄かった…
stars説得力に欠ける内容
stars「演出家」の立場からの洞察は
stars秀逸でもあり、損もしているタイトル

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藤原正彦『国家の品格』

これも、異常に売れた本である(今でも売れているが)。

欧米型論理主義、市場経済主義の徹底批判。武士道精神の復古と、情緒を重んじる日本人の心の豊かさを賛美している。「右翼」的過ぎることを避ける目的があるのか、ナショナリズムとパトリオテッリズムという言葉を使いわけている。

ザッと読んで、疑問に思う部分など多々あったが、賛同する部分もあった。
英語学習を批判し、国語教育を徹底しろ!という点は賛同できる。他国の言語能力を、人物評価につなげて考えるのかが、私もずっと納得できない点である。
また、マネーゲームも疑問には思う。ギャンブルと紙一重だろと。

ただ、日本語教育とかいっても、詩や古文はどうかと思うけど。私的には、日本語の論理的な文章を小さい頃から学ばせることが有効であるという、持論がある。

ところで、この著者、この本で大もうけしたわけだ。
西洋型資本主義のおかげで、大もうけできたわけよ(W
こういう本とか、学者や政治家の主張って、絶対自己矛盾するんだよなあ(W

にしても、何でこういうオナニー本が、こんなに売れるんだろ?

国家の品格
国家の品格 藤原 正彦

おすすめ平均
stars戦後の日本は進むべき道を間違ったようです
starsひどい
stars興味があれば読んでも損はない
stars国家の貧格
stars論理について考えさせられる・・・

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藤本篤志『御社の営業がダメな理由』

営業はやったことないのでよくわからんが(飛び込み営業とか絶対嫌だ!と思って就活したもん)、この本では冒頭に「(飛び込み)営業による成否は確率次第だ」と言い切っちゃってます(WWW

そして、著者が独自に考えた「3つの方程式」を提示し、各論を展開。
「営業能力」を構成する多くの部分(営業センス)は、先天的なものだから、伸ばせないと。
その代わりに、サボリや「結果的怠惰時間」を減らして、少しでも多く営業をしなさい。そうすれば、営業が成功(契約を取れる)確率は上がると書いてある。

「結果的怠惰時間」というのは、要するに社内の無駄な作業・行為のこと。本書では、「結果的怠惰時間」を減らす案として、管理職のノルマを外したり、日報やめてヒアリングにすべし、という提案している。
まあ、それはいいと思うね。どこの会社でも、「結果的怠惰時間」というのは必ずあるだろうからね。

この本はどこまで有効かはわからないけど、営業の人は一読してみてもよいかも。

御社の営業がダメな理由
御社の営業がダメな理由 藤本 篤志

おすすめ平均
stars凡人は足で稼げということ
stars言っていることは分かるが・・
stars提案が簡潔で、読みやすいです
starsありふれた営業の本
stars営業管理職必読!

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■メモ 2-6-2の法則……パレートの法則(2-8)を変化させたもの。ビジネス書などではよく出てくる。トップセールス2割、普通の売り上げ6割、ダメ2割ということ。会社に対する満足度などを表す場合もある。

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