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最近読んで、かなりおもしろかった本(人を選ぶ)

最近読んだもので、超おすすめ(万人向け)

(か行)貴志祐介

貴志祐介『秋雨物語』

中短編4作を収録。
一応のオチのようなものはあるものの、どの作品も微妙。

貴志祐介『罪人の選択』

表題作を含む中短編4作を収録。
主にSF。
貴志先生への期待度を考えると、どれも微妙かな。

貴志祐介『我々は、みな孤独である』

最後の壮大なオチがあるが、なかなかの駄作である。
ひどいとしか言いようがない(W

主人公の探偵がメキシコのマフィアに終われるプロットの必要性を感じない。

劇中に出てくるインドネシアの話は良かった。

貴志祐介『ミステリークロック』

防犯探偵・榎本シリーズ(の第4作目)。表題作を含む中・短編4作を収録。

貴志先生の作品としては、とてもつまらなかった。ワースト1だわ。
シリーズの特徴だから仕方ないかもしれないけど、どの作品も複雑な機械的トリックが提示されるだけ。また、そのトリックがつまらないし、多くの読者を置いてけぼりにしてる。「鏡の中の殺人」はイメージがしづらいし、「ミステリークロック」が数学的な極めて複雑なトリックが登場(これはこれですごいとは思うけど)。わざとやってるんだと思うけど、正直、読み進めるのも結構苦痛で、読了まで時間がかかった。
「ミステリークロック」の人狼ゲームみたいな場面は、面白かった。

貴志祐介『極悪鳥になる夢を見る』

エッセイ集。章によって、テーマが異なる。小説作法や貴志祐介作品に関するエッセイは面白かったが、旅行阪神タイガースをネタにしたものは読み流した。
なお、貴志先生の読書遍歴を紹介したインタビューも収録されていた。先生が中学の頃に読んだというSF小説は、近く読んでみようと思う。

極悪鳥になる夢を見る (文春文庫) 極悪鳥になる夢を見る (文春文庫)
貴志 祐介

文藝春秋  2017-04-07
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貴志祐介『雀蜂』

雪に閉ざされた山荘で、ある男が蜂(の大群)と戦うというパニック風小説。
なわけだが、貴志先生の作品とは思えない薄っぺらさ。クオリティの低さ。
ラストにどんでん返しが用意されているが、わかりづらいし、まったく面白くない。

こんなものを貴志先生に書かせたというか、出版させる段取りをした角川ホラー文庫の編集担当(者)が悪い。ふざけるな。

雀蜂 (角川ホラー文庫) 雀蜂 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介

角川書店  2013-10-25
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貴志祐介『鍵のかかった部屋』

つまらんかった。
貴志祐介先生大好きの私だが、これはダメだ。
密室モノの短編4本だが、どれも『硝子のハンマー』を劣化させただけの、面白みのない物理トリックばかり。キャラクター造形も良くない。
「佇む男」という作品では、「犯人が使わなかったトリック」「別解を潰すため」なんて、面白い表現が出てくるが、結局のところ大した内容ではなく拍子抜けする。
「密室劇場」という作品にいたっては、読むのすら苦痛に感じた。
結論。貴志先生は、ミステリー向きの作家ではない。
角川は、二度とこのシリーズを書かすな。

鍵のかかった部屋 (角川文庫) 鍵のかかった部屋 (角川文庫)
貴志 祐介

角川書店(角川グループパブリッシング)  2012-04-25
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鍵のかかった部屋 鍵のかかった部屋
貴志 祐介

角川書店(角川グループパブリッシング)  2011-07-26
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貴志祐介『ダークゾーン』

デス・ゲームものですな。
軍艦島(端島)を舞台に、リアル将棋(チェス)が繰り広げられる。
さすが貴志先生だけあって面白い。
最初から8回(局)も同じことが繰り返されるのかと(目次からもわかる)、いくら貴志作品でもちょっとキツイのではと思いながら読み進めたが、そんな心配は無用だった。ポイントによる昇格(プロモーション)制度、局ごと異なる戦闘が行われ、とても楽しかった。
駒(クリーチャー)のネーミングもかっこ良く、いかにもゲーム好きっぽい貴志ならでは小ネタにも笑えた。
将棋の描写はややわかりづらい箇所もあったが、将棋の世界(日本将棋連盟?)の内幕のような話は面白かった(年寄りが身分保全のために、若者を拒むなんて話)。

ただ、最後の戦闘(8戦目)のラストがいまいちなのが残念。
現実シーンである「断章」と「最終章」を通じて語られる「ダークゾーン」の真実には賛否があると思うが、まあこれはこれで良いのではないかと思う。まあ、断章はなくてもよかったとも思わないではないが。
(デス・ゲームものでは、「そもそもこれは何なのか?」「誰が?」「何のために?」といった説明付けが、どうしても大きなポイントとなる。これは作者を最も悩ませるものであるが、同時に作者が力量を発揮できるものである)

ダークゾーン ダークゾーン
貴志祐介

祥伝社  2011-02-11
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本作を読んでいるときに、テレビを点けたら、画面に軍艦島(端島)が映った。フジテレビで5月放映のドラマ「金曜プレステージ・土曜プレミアム・浅見光彦シリーズ 第40弾棄霊島」の番宣であった。凄い奇遇だ。

追記。残念なことに、本作はあまり売れていない模様。やはり祥伝社の宣伝が悪いのか、一般の人はミステリーじゃないとダメなのか?

貴志祐介『悪の教典』

2009年度版の「このミス」をはじめとした、ミステリエンタメランキングで1位になった作品である。

ありふれた題材ではあるが、貴志先生の作品だけあって面白い。特に上巻は面白い。ただ、下巻・終盤の大殺戮がちょっと残念。計画性がなく、場当たり的な犯行である点が面白みに欠ける。『バトル・ロワイアル』なんかに比べ、数段落ちる。まあ、エンタメ小説として十分面白いけどね。貴志作品に求めるハードルが高すぎるのか?

***

文藝春秋のPRサイトもなかなか頑張っている。貴志先生の口笛が聞けたり、ハスミンこと蓮実聖司のtwitterまで作られている。1章まるごとダウンロードもできる。

***

精神病院から早水を脱走させることはそれほど難しいことではない。場合によっては、続編もあるかもしれない。上巻の蓮実はもう戻ってこないだろうが。
そういや精神病院といえば、これだけ強烈な内容ながら、「キチガイ」を伏字にしているのが謎。文藝春秋サイドの判断か?

***

ところで、下巻P41の屋上のシーン。蓮実は初めて早水のことを知ったようなセリフを言ってる。しかし、下巻P127で、田浦潤子が「早水が潜んでいること」を蓮実に伝えたようなことを匂わすシーンがある。これはどういうこと?他にもこういうちょっとした疑問点はいくつかある。

悪の教典 上
悪の教典 上 貴志 祐介

文藝春秋  2010-07-29
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悪の教典 下
悪の教典 下 貴志 祐介

文藝春秋  2010-07-29
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上巻の装丁デザインは素晴らしいね。下巻はビミョウ。小説の内容と呼応するかのようだ。

ちなみに、2月12日に祥伝社より『ダーク・ゾーン』が発売される。ここ最近、刊行速度が上がったねえ。ファンとしては嬉しい限り。

貴志祐介『狐火の家』

表題作ほか計4編を収録。いずれも『硝子のハンマー』のコンビによる密室?もの。
(『硝子のハンマー』はトリック以外完全に記憶がないが……)

う~ん。まあ、どれもダメではないけど、貴志タンに望んでいるのはこういうのじゃないね。
角川は、本格ものを貴志タンに書かせるのをやめれ!

ま、貴志タンが将棋や蜘蛛に対する造詣もあるとわかったのは、ちょっとした収穫だが(ファン心理としてね)。

狐火の家
狐火の家 貴志 祐介

おすすめ平均
stars前作の内容は思い出せませんが・・
stars他の作品に比べると
stars4つのトリックが楽しめます!!
stars待ってた…!

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硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) 貴志 祐介

おすすめ平均
starsディテールに凝った密室もの
stars密室トリックを楽しめる
stars正直なところ、お薦めできない
starsいままでとは全く違った作風
stars密室ものは楽しいけれど最後のすっきり感はいまひとつ

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